技術経営1

第40期 新しい技術経営を考える会

開催にあたって

グローバル化による経済不安連鎖の常態化、地球規模の災害・環境不安、翻って、少子高齢化・財政赤字など課題先進国として難問山積の我が国において、技術経営の舵取りは決して容易ならざることと存じます。

一方で、AI、IoT、BD等、技術の飛躍的進展による社会的大変革期を迎え、本当は新しい時代に合った新しい事業の種まきと育成が、まさに肝要であるかと存じます。

今期は、「新たな顧客価値を創造するR&D」という原点を見据え、先の見えない時代を切り拓くしたたかで軸のぶれない、一方で変えるべきところは迅速に変化し続ける、不易流行の技術経営について、さらに議論と研鑽を深めて参りたいと存じます。

当会議は、立場を同じくする企業の研究・技術開発担当役員・部門長が一堂に会し、業種・規模・企業特性などを越えたメンバー間の信頼と協力関係を基盤に、これまでの固定概念にとらわれない新しい発想からの議論と交流をはかり、もってその成果を自社の取り組みに反映する、かけがえのない相互啓発・意見交換・共同研究の場として、過去39年にわたって継続的な活動を進めてまいりました。

このたび、新たに第40期一年間の活動をスタートするにあたり、本趣旨にご賛同いただく熱意ある方々のご参加を、切にお願い申し上げる次第です。

開催日程

2018年1月~12月(原則として毎月火曜日17:00~20:00に都内会議室にて開催)

第1回 1月30日(火) 第7回 7月17日(火)
第2回 2月27日(火) 第8回 8月24日(予定)
第3回 3月9日(金) 第9回 9月14~15日(合宿)
第4回 4月20~21日(合宿) 第10回 10月16日(火)
第5回 5月15日(火) 第11回 11月13日(火)
第6回 6月1~2日(見学会) 第12回 12月11日(火)

運営要領

基本理念

本会の参加メンバーは、ギブ・アンド・テークをモットーとし、また守秘義務を遵守しながら、主体的に研究活動の成果向上に努める。

テーマの決定

メンバーの意見を反映し、最も関心のあるテーマを幹事・事務局で協議の上決定する。

ディスカッション

本会の運営は、識見豊かなメンバー相互の意見交換を主体とし、ギブ・アンド・テークの協力関係を基調とする。またテーマによっては、少人数でグループ討議を行い、議論の掘り下げを行う。

ゲストの招聘

必要に応じて、最適なゲストを招聘し、講演と懇談を行う。

現地訪問

メンバー企業の研究所・工場、また、公的研究機関等を訪問しての見学と懇談を適宜行う。

合宿研究会

研究の掘り下げならびにメンバー間の親睦を図るために、適宜合宿研究会を開催する。(有志ゴルフコンペ、テニス等の懇親会を併せて適宜開催する)

守秘義務の遵守

当会議での懇談内容、その他一切をメンバー外秘として取り扱うことを全員で徹底する。

参加対象

企業の研究・技術開発部門、研究所、事業部・カンパニーで研究・技術開発を担当される、役員・最高幹部またはそれに次ぐ方で、相互啓発に積極的に参加いただける方。

参加企業/幹事体制 (順不同、敬称略)

【運営幹事/研究協力委員】

アルプス電気(株) 常務取締役技術本部長
(株)東芝 執行役上席常務研究開発本部長
富士フイルム(株) 経営企画本部イノベーション戦略企画部長
(株)フジクラ 取締役常務執行役員
古河電気工業(株) 執行役員常務研究開発本部長
日産化学工業(株) 執行役員物質科学研究所長
アキ・インターナショナル 代表(元 富士ゼロックス(株)常務取締役)
日本電気(株) 取締役執行役員常務兼CTO

【前期参加企業】

アルプス電気 / 東芝
富士フイルム / フジクラ
古河電気工業 / 日産化学工業
アキ・インターナショナル / 日本電気
花王 / 資生堂
積水化学工業 / ナミックス
ニチレイ / 日立造船
富士ゼロックス / オリンパス
ADEKA / アズビル
Mizkan Holdings / テルモ
デンカ / 日本電気
千代田システムテクノロジーズ / ヤマハ発動機
日本触媒 / アサヒグループホールディングス
エーザイ / 神戸製鋼所
日本製鋼所 / カネカ
ブリヂストン / 日本軽金属
旭化成 / 村田製作所
三井化学 / 日本山村硝子
戸上電機製作所 / ポーラ化成工業
大阪ガス / 豊田合成
電気興業 / 雪印メグミルク
ジェイテクト / 大倉工業
理想科学工業 / 富士電機
シチズン時計 / 帝人
キリンホールディングス / 東京ガス
エコ・エネ・リサーチ / 清木研究所
出光興産 / 日本ゼオン

研究テーマ

1.AI、IoT、インダストリー4.0、社会大変革期のR&D戦略
・経営理念・ビジョンとR&D戦略・技術ロードマップの整合
・モノからコトへ、ソリューションビジネス、システム思考の技術開発への転換
・競争力の源泉としての “コア技術” の確立と重点事業領域の見極め
・技術をコアにした新しいビジネスモデルの構築、コンセプトデザイン、知財戦略
・R&Dグローバル化の戦略と研究所の現地化(新興国市場対応、リバースイノベーションなど含めて)
・事業・ビジネスモデルを意識したR&Dと出口戦略
・何を提供するかからスタートする技術後追いの事業アプローチ
・オープンイノベーションと新たな技術・知財戦略

2.イノベーション創出のための仕組みとマネジメント
・新分野探索、未来への種まきの仕組みとマネジメント
・R&Dの見える化と管理のブラッシュアップ
・テーマ(企画、推進、評価、撤退)マネジメント
・ニーズとシーズのマッチング、マーケティング
・R&D成果の事業化の仕組みとマネジメント
・協創、創発、オープン化、ネットワーク化の仕組みとマネジメント
・R&D活性化と生産性向上の仕組みとマネジメント
・事業のライフサイクルの見極めと次に繋げる仕込み・打ち手・成功体験の払拭

3.人、組織、風土とCTOの役割
・イノベーション人材、また、プロデューサー型人材の採用・発掘・育成・意識改革
・創造的風土・文化の醸成、改革
・未来予測、技術・事業の目利きとCTOとしての役割・戦略
・R&Dと事業・営業との連携、マーケティングの強化
・グローバル最適なR&D組織・体制(日本中心・自前主義脱却、マトリクス運営など)
・R&Dと人事の連携(採用・育成・評価処遇、グローバル、リーダー、マインドセンスなど)
・ダイバーシティ・多様性の推進とマネジメント

4.トピックスその他
・環境・資源エネルギー分野あるいはグローバル(イスラエル、インド、ロシアなど)最新技術の動向
・国際標準化への取り組み
・先の見えない時代(シンギュラリティ、競争環境変化、自然災害、政治、金融、法改正など)の技術経営
・デザイン思考、感性、物語、また、リベラルアーツ、歴史、宗教など、技術以外のテーマ

オープニング例会

第1回例会:(特別講演/オリエンテーション)

特別講演 「燃料電池自動車”MIRAI”の開発と 水素社会の実現に向けて
1.燃料電池自動車開発の背景
 ・EVよりも何が優位か?/トヨタが考えるFCV 5つの意義
 ・1992年からスタートしたトヨタFCV開発の歴史
2.MIRAIの開発~クルマとしての魅力/開発の苦労・楽しさ・心意気
 ・開発しただけではダメ/量産直前に想定外の問題/コアユニットの内製化
 ・MIRAIは“非欧米流”の開発方法が生んだ/チームがリーダーの集団になった
3.水素社会実現に向けたチャレンジ
 ・FCV関連特許の特許実施権無償化/早期普及へ“オープン化”“協調”の精神
 ・FCVがもたらすイノベーション/「新しい価値」を「当たり前の価値」に
トヨタ自動車(株) Mid-size Vehicle Company MS製品企画ZFチーフエンジニア 田中義和 氏
日    時 1月30日(火)17:00~20:30
会    場 東京・アイビーホール

第2回例会:(メンバー講演/懇親会)

メンバー講演 「イノベーションを興す ~変化の激しい時代にCTOがなすべきこと~ (仮題)
1.IoT、BD、AIのもたらす社会・産業構造の転換
2.企業はこれからどのように変革し、新たな価値創出に貢献していくべきか?
3.モノからコトへ、ソリューションビジネス、システム思考の技術開発への転換
4.先の見えない時代(シンギュラリティ、競争環境変化、自然災害、政治など)の技術経営
5.未来予測、技術・事業の目利きとCTOの役割について ~技術を経営に活かす~  …など
日本電気(株) 取締役執行役員常務兼CTO 江村克己 氏
日    時 2月27日(火)17:00~20:30
会    場 東京・アイビーホール

第3回例会:(ゲスト講演/意見交換)

ゲスト講演 「データの見えざる手 :ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則
 ~人工知能はビジネスをどう変えるか
 (仮題)
1.社内失業から立ち直った研究者の本音/変化はあらゆる人に等しく降りかかる
2.加速度センサーで人間の「ハピネス(幸福感)」が計れる
3.あらゆるビジネスは「総AI(人工知能)化」していく
4.データから明らかになる「法則」は、生活や社会をどのように変えるか
5.20世紀的な発想から21世紀的な発想へ/人の生命力の躍動  …など
(株)日立製作所 研究開発グループ理事技師長兼人工知能ラボラトリ長 矢野和男 氏
日    時 3月9日(金)17:00~20:00
会    場 東京・アイビーホール

前期活動経過

第1回 ■特別講演/オリエンテーション
「IBMの企業・R&D変革と新事業展開 ~コグニティブ・ビジネスへの取り組み~」
日本アイ・ビー・エム(株) 執行役員研究開発担当
第2回(見学) ■富士電機(株) 東京工場・新研究開発棟の見学/ご講演と意見交換
「富士電機の研究開発と新研究開発棟について」
富士電機(株) 執行役員技術開発本部長
第3回 ■ゲスト講演とディスカッション
「三井化学における“新たな顧客価値創造”への取り組みと人材育成」
三井化学(株) 代表取締役専務執行役員
第4回(合宿) ■合宿研究会(グループ討議/全体討議)/懇親コンペ
「AI、IoT、インダストリー4.0、社会大変革期のR&D戦略」
(1)モノからコトへ・ソリューションビジネス・システム思考の技術開発への転換
(2)ビジネスモデルを意識したR&Dと出口戦略
(3)オープンイノベーションと新たな技術・知財戦略
第5回 ■ゲスト講演とディスカッション
「ロボット・AI・IoT、社会大変革時代の経営・新規事業開発への挑戦」
ハウステンボス(株) 経営顧問&CTO
第6回〈見学) ■ニッカウヰスキー(株) 仙台工場宮城峡蒸溜所 見学/ご講演と意見交換
「ニッカウヰスキー創業・経営の歴史とウイスキーの魅力・テイスティング」
ニッカウヰスキー(株) 仙台工場総務部課長ほか
第7回 ■ゲスト講演とディスカッション
「デジタル新時代に求められる企業経営とは」
東京大学 先端科学技術研究センター教授
第8回 ■メンバー発表と意見交換
「オリンパスの機能強化戦略の紹介と苦労」
オリンパス(株) 技術開発部門技術開発統括本部長
「ニチレイ 技術経営を進める上での問題意識・課題と取り組み」
(株)ニチレイ 技術戦略企画部グループリーダー
第9回(合宿) ■合宿研究会(グループ討議/全体討議)/懇親コンペ
(1)「未来予測、技術・事業の目利きとCTOとしての役割・戦略」
(2)「先の見えない時代(シンギュラリティ、競争環境変化、自然災害、政治影響など)の技術経営」
(3)「モノからコトへ、ソリューションビジネス、システム思考の技術開発への転換」
第10回 ■メンバー発表と意見交換
「グローバルに展開するエーザイの創薬最前線」
エーザイ(株) 執行役員hhcデータクリエーションセンター長兼筑波研究所長
「ジェイテクトの技術経営戦略における課題」
(株)ジェイテクト 研究開発本部研究企画部長
第11回〈見学) ■テルモ(株) テルモメディカルプラネックス 見学/ご講演と意見交換
「テルモの研究開発活動」
テルモ(株) 研究開発推進部部長/コーポレートR&Dセンターコアテクノロジーグループ長
第12回 ■ゲスト講演とディスカッション/懇親会
「企業を持続的に成長させる条件」
~企業に必要なイノベーションとは何か?/トップリーダーが実践するR&D戦略/R&Dプロフェッショナル人材を育成する~
元キヤノン(株) 材料技術研究所長(一般社団法人企業研究会 研究アドバイザー)

入会要領/参加費

申込方法

以下「参加申込フォーム」より、必要事項をご記入の上お申し込みください。
折り返し、例会案内ならびに請求書を送らせていただきます。

申込先

一般社団法人企業研究会  担当:池田朋之
〒102‐0083 東京都千代田区麹町5-7-2-2F
TEL:03-5215-3515
FAX:03-5215-0951~2
*1:もう少し詳しい案内もございます。お気軽にお問い合わせください。
*2:会員企業のご確認につきましては、当会HPの〔正会員一覧〕をご参照ください。

参加費

正会員: 本体価格260,000円+消費税
一般: 本体価格290,000円+消費税
・費用は1名分です。ただし、合宿研究会、その他の特別会合は別途実費ご負担いただきます。
・お支払い時期など、ご希望がございましたらご事情お気軽にご相談ください。

第40期
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