産・官・学の枠を超え、異業種・異分野が集う『使える計算科学』のための横断的共同研究組織です。

第37期 CAMMフォーラム(コンピュータによる材料開発・物質設計を考える会)

第37期は2023年10月10日(金)よりスタートします。
新メンバーおよび入会検討のための体験参加を受け付けています。
第37期の入会お申込および体験参加お申込みはこちらです。

開催にあたって

コンピュータを使って物質を予測・設計する「計算科学」は、高速化・可視化などコンピュータ機能の飛躍的向上と新しいソフトの開発により、「理論」「実験」に次ぐ第三の科学技術として着実な歩みを重ねています。しかし、コンピュータでの予測・設計が現実の材料開発・物質設計として結実するには、コンピュータの更なる発達と併せて、それらを使って「モノづくり」に発展させる科学者としてのセンスが問われています。

CAMMフォーラムは、国内でのこの分野の歴史と歩みを共にするべく1987年に発足し、産・官・学の第一線研究者の協力支援のもとに本格的共同研究・意見交流・情報交換・人材育成の場として発展して参りました。

CAMMフォーラムには、学問領域・組織を越えて多彩な人材が集結しており(36年間で述べ約1900人のご参加、800人のゲスト)、知恵・情報・成果・意見の交流とコラボレーションは、必ずや参加メンバーが実務においてブレークスルーするためのアイデア、ノウハウの創出につながるものと確信しております。
熱意ある研究者のご参加を心よりお待ち申し上げております。

開催日程

2023年10月~20243年9月(原則として毎月第1金曜日)

第1回 2023年10月10日 (火) 第7回 4月5日(金)
第2回 11月10日(金) 第8回 5月10日(金)
第3回 12月7日 (木)~12月8日(金)
<合宿>
第9回 6月7日(金)
第4回 2024年1月12日(金) 第10回 7月4日(木)~5日(金)
<合宿>
第5回 2月2日(金) 第11回 8月2日(金)
第6回 3月1日(金) 第12回 9月6日(金)

≪10月例会≫ 
      日程:2023年10月10日(火) 10:00-18:30
      会場:オンライン(Zoom)開催

      プログラム:
         ・10:00~12:00 分科会 ※自由参加
                  計算物理分科会、計算化学応用分科会、計算化学機能比較分科会

         ・13:15~18:15 本例会・オリエンテーション・懇親会     ←開始時間変更(10/06)
                  < 基調講演 >「今、ライフサイエンス分野では計算科学が熱い!!」
                                                  自然科学研究機構 基礎生物学研究所
                                                  所長  阿形 清和 氏
                  < オリエンテーション >
                       今期の進行概要、各分科会の年間研究テーマ発表 など

                  < 懇親会 >
                       今期の期待を語り合います今期の進行概要、各分科会の年間研究テーマ発表 など

 

運営要領

分科会

メンバー自主運営の分科会を毎月例会午前中に開催、
成果は出版や学会などで積極的に公開しています。
現在、計算物理 1グループ、計算化学 2グループの合計3グループが活動中です。

⇒ 産官学、所属企業の枠を越えた
        異業種・異分野のコラボレーションの実現と成果創出、ネットワークの構築

本例会

メンバーの希望を取入れながら、テーマやゲストを幹事・事務局で協議・選定し、
計算物理、計算化学、計算バイオ各分野から多彩なゲストを毎回2人ずつ招聘しています。

⇒ 企業の活用事例、学術的先進事例から新材料・新物質開発に結びつける発展のヒントを掴み
      「シミュレーション」だけに終わらぬ、モノづくりに直結した計算科学を実践する

合 宿 ※諸般の事情により通常例会に振り替える場合があります

・パネルディスカッションや特別講演で幅広い知識や情報を吸収し、
rtメンバー相互の本音に基づいた意見交換を行い、交流と親睦を深めます。

・分科会の時間を通常例会より多くとり(約10時間)、研究のより一層の推進を図ります。

参加対象

計算科学、材料開発に携わる研究開発担当者・マネジャー
※役職、計算科学の経験は問いません。

幹事体制:(順不同、敬称略)

幹事
    元・旭硝子(株)中央研究所共通基盤センター主席研究員  高田  章 氏
    大阪大学 スピントロニクス学術連携研究教育センター  デザイン系部門長/特任教授
                                                                                                             小口 多美夫 氏   
    横浜市立大学大学院 ナノバイオサイエンス科学研究科 客員教授    長嶋 雲兵 氏
    元・新日本製鉄㈱ フェロー  松宮  徹 氏
    元・住友化学(株)   先端材料開発研究所 技術室 兼 デジタル革新部  石田 雅也 氏
    電力中央研究所    材料科学研究所材料モデリンググループ主任研究員  大沼 敏治 氏
    計算科学振興財団    技術顧問  伊藤  聡 氏
    産業技術総合研究所 先進パワーエレクトロニクス研究センター 宮本 良之  氏
    (株)クレハ  デジタル化推進プロジェクト技術・製造グループ 稲葉 佑策  氏

研究企画協力委員
    元・金沢大学 大学院自然科学研究科教授  田子 精男 氏
    元・産業技術総合研究所 計算科学研究部門 総括研究員  田辺 和俊 氏
    摂南大学 薬学部 客員教授(元・大正製薬(株) 取締役医薬研究開発担当) 北村 一泰 氏
    元・徳島大学 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部教授  中馬  寛 氏
    日本ゼオン(株) 総合開発センター基盤技術研究室  本田  隆 氏
    元・日本電気(株)   基礎・環境研究所フェロー  大西 楢平 氏
    法政大学 情報科学部ディジタルメディア学科情報科学研究科教授  善甫 康成 氏
    熊本大学    大学院先導機構 特任教授  中村 振一郎 氏
  (株)クレハ 企画本部CSR部長(前・医薬品事業開発部長)  菊池 真美 氏

研究会顧問

    東京大学 名誉教授  堂山 昌男 氏

参加企業:(順不同敬称略、2023年9月現在)

元・AGC(株)
大阪大学
横浜市立大学
(株)クレハ  ※2名
元・新日本製鉄(株)
計算科学振興財団
科学技術戦略推進機構
住友化学(株)
電力中央研究所 ※2名
理化学研究所
元 金沢大学
筑波大学
摂南大学
徳島大学
日本ゼオン(株)
元・日本電気(株)
法政大学
東京大学
(株)ADEKA ※2名
関西ペイント(株)
京セラ(株)
京都大学
(株)クロスアビリティ
コンフレックス(株)
産業技術総合研究所 ※2名
システム計画研究所
住友金属鉱山(株)
ダイキン工業(株)
太陽誘電(株)
DIC(株)
(株)東芝
東ソー(株) ※2名
東レ(株)
ナミックス(株)

日本大学
(株)ノリタケカンパニーリミテド
(株)ブリヂストン ※2名
三井化学(株)
(株)モルシス
横浜ゴム(株)
(株)リコー

入会要領および参加費

入会資格

・本フォーラムの主旨に賛同し、積極的な参加を希望する材料開発・計算科学の担当者・マネジャーの方々。

・大学、国公立研究機関の方も歓迎です。

・役職、計算科学の経験は問いません。

・著しく本フォーラムの主旨に外れる言動をされる方については、幹事会の判断で退会いただくことがあります。

申込方法

必要事項をご記入の上、本サイト内の申込フォーマットもしくは下記宛てEメールにてお申し込みください。
折り返し例会案内ならびに請求書を送らせていただきます。

第37期の入会お申込および体験参加お申込みはこちらからお願いいたします。

申込先

一般社団法人 企業研究会  担当:薄井(usui@bri.or.jp)
TEL:080-1393-5599/03-5834-3920

参加費

正会員:297,000円(本体価格270,000円)
一    般:330,000円(本体価格300,000円)

・費用は1名分です。
・合宿研究会、その他の特別会合は別途実費ご負担いただきます。
・会員企業のご確認につきましては、当会HPの〔正会員一覧〕をご参照ください。

FAQ

Q 1 見学は可能でしょうか。

入会ご検討中の方に限り、期の途中でも体験参加可能ですので、お気軽にご連絡ください。

Q 2 参加費の分割払いや請求書発行日の指定はできますか。

はい、可能です。お気軽にご相談ください。

Q 3 会期の途中から参加した場合の参加費はどうなりますか。

既に終了した期間に応じて、若干割引させていただきます。詳細は直接お問合せください。

Q 4 計算科学の実務経験が浅いのですが、参加可能でしょうか。

初心者(と思い込んでいる人)も、参加可能です。まずは、ご自分の状況・環境をお知らせください。
継続メンバーも一緒になって「その方に何ができるのか」「どのようなプロセスで学べばよいか」を
考えます。

Q 5 どのような役職の方が参加しているのでしょうか。

入社早々20代の研究者から主席研究員、ベンチャー企業経営者まで、
さまざまな世代、ご経験、お立場の方がおられます。
当フォーラムでは会社やお立場に関わらず、対等な立場で議論・研究いただいております。

Q 6 どのくらいの年齢の方が参加しているのでしょうか。

参加時に年齢を聞いているわけではないので正確には申し上げられませんが、
30代から40代の方を中心に、20代~70代の方まで幅広くご参加いただいております。

Q 7 社内の計算環境があまり整っていないのですが参加できるのでしょうか。

可能です。
高度な計算でなくても、材料開発や物質設計のためにやれることはけっこうあります。
最近はフリーの計算アプリケーションも増えていますので、ご紹介も可能です。
また、教材のように「必ず買わないといけない」ものはありませんのでご安心ください。

Q 8 計算科学初心者で自信がありません。分科会には必ず参加しないといけませんか。

分科会は必修ではありません。現メンバーでも、午後の本例会だけ参加しておられる方もいます。
ただ、上述A4にも関連しますが、メンバー間のコミュニケーションを深めるためにも、
初心者の方ほど分科会に参加されることをお勧めします。