中期経営計画の策定とSDGs(持続可能な開発目標)
~ SDGsへの貢献を組み入れた戦略の策定を考える ~

講 師

キュー・エム・コンサルティング 取締役社長 公認会計士 松原恭司郎 氏

講 師 略 歴

国際会計事務所系コンサルティング会社などを経て1992年に独立。バランス・スコアカード、ビジネスモデル関連のコンサルティング業務に従事。SBI大学院大学客員教授、東北福祉大学兼任講師。元 中央大学大学院特任教授。主な著書に『ビジネスモデル・マッピング教本』(2013)、『松原流:戦略マップ/BSC実践教本』 (2010)、『ROE重視のKPIマネジメント教本』(2016)日刊工業新聞社、『図解「統合報告」の読み方・作り方』(2014)中央経済社、などがある。

プログラム

開催主旨

国連によるSDGs(持続可能な開発目標)の採択(2015年9月)、これを受けた経団連によるSDGsに配慮した「企業行動憲章」の改訂(2017年11月)、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)によるESG(環境・社会・ガバナンス)要因を考慮した投資のスタートなど、社会・環境に配慮した戦略の策定の重要性が高まっています。本講義では、SDGsに係るグローバルな潮流を概説し、戦略のコミュニケーション・ツールである戦略マップを活用して、SDGsの戦略への組み込みのアプローチとパターンを検討します。

プログラム

1.SDGsに係るグローバルな潮流を理解する

国連のSDGs、ESG投資など、企業活動を巡るサステナビリティという新たな潮流を、
グローバルと日本の双方の動きから概観します。
(1)SDGsの背景と概要
(2)SDGs関連のキーコンセプト
・CSV(共通価値の創造)、TBL(トリプル・ボトムライン)
・ESG(環境・社会・ガバナンス)投資
・統合報告書とIIRCの「I<IR>フレームワーク」
(3)SDGsに関連する主なフレームワークの概要
・UNGCの「SDG Compass」、「Blueprint for Business Leadership on the SDGs」、
「SDG Industry Matrix」他
(4)SDGsに関連するイニシアチブ(グローバルと日本の動き)を鳥瞰する

2.戦略マップとBSCの基本を押さえる

戦略のストーリーを見える化する戦略マップ/BSCの基礎を学習します。
(1)戦略マップとBSC(バランス・スコアカード)の基礎知識
(2)戦略マップのフレームワークとテンプレート
(3)顧客価値提案(CVP)の戦略タイプ別の戦略マップのテンプレート
3.SDGsを組み込んだ戦略マネジメントの進め方

SDGsへの配慮を、単に負のリスク要因として捉えるのではなく、競争戦略として位置づけた、
SDGsを組み込んだ戦略策定とマネジメントのアプローチを検討します。
(1)SDGsを組み込んだ戦略マップのテンプレート
・「戦略マップ(CSV・SDGs版)」のテンプレートの構造と特徴
・アウトカム(成果)として「社会価値・環境価値」を明示
(2)SDGsを組み入れた戦略構築のアプローチ
・ポーターのCSV、UNGCの「SDG Compass」他を踏まえたアプローチを提案する
(3)SDGsを組み入れたビジネスモデルと戦略のパターンとケース紹介
・SDGsに貢献する製品/サービスの開発
・バリューチェーン/サプライチェーンの改善・改革
・ビジネス・エコシステムの構築

プログラムについてのご相談、ご質問等は以下担当までご連絡ください。

(一社)企業研究会 民秋(たみあき)
TEL 070-2625-4687
mail tamiaki@bri.or.jp