知財開発業務の導入講座

講 師

高収益企業支援家・弁理士 中村大介氏(株式会社如水 代表取締役)

講 師 略 歴

全員経営による技術企業の高収益化の専門家。事業を模倣されて利益率が低迷した経験、社員の離反を招いた経験から継続的な組織成長の仕組みを模索。継続的な組織成長の仕組みは、社員の自発・自律・自治を促す学習と実践(会議)である事に気づき、「全員経営会議」として体系化。現在は全員経営会議の提供や、技術企業の高収益化のコンサルティングを通じて、社員の自己成長を促しつつ組織成長を実現する企業を支援している。クライアント企業では、売上が短期間に2倍になったケース、知財出願ペースが3倍になったケース、有望研究開発テーマが多数立案されたケースがある。専門は技術企業の高収益化。北海道大学卒業・東京大学大学院修了、日経テクノロジーのコラム「知財で築く真田丸2」連載中

講義内容

研究開発における知財の役割を再定義し、もっと本質的な努力をするように仕向けます。
・知財開発業務とは?
・研究開発部門の役割の見なおし
・研究開発の成果と役割の見なおし

身につけていただくスキル

ポイント1.
競争優位の構築観点、回避技術の観点からは、独自技術の創出が必要であるということを理解していただきます。

ポイント2.
独自技術には、技術融合が必要である。技術融合は人的融合である。技術融合による独自性は、進歩性をもたらす。このポイントを徹底していただきます。

ポイント3.
独自性は、競合が実施していないかを確認することにより行う。パテントマップの活用はじめ知財情報の実践的活用法を身につけさせます。

技術者が身につけるべき具体的なスキル群

1)徹底した技術思想化
・技術思想とは何か
・ピクチャークレームと技術思想の違い

2)事業を意識した知財群の形成
・事業構想
・サプライヤ、顧客、競合を抑える知財群

3)発明セッション
・発明セッションの開催
・発明セッションのリードができるスキル

4)訴訟時に生きるクレームを書く技術
・立証(検証)方法を考える
・市場で入手できるものでクレームを書く

5)パテントマップの作成技術
・パテントマップで出来ることは何かを知っていること
・マップを作成/作成指示できること

6)回避技術の検討策
・競合の技術を読み解くためのパテントマップ
・競合の技術的思想を読み解く
・思想の異なる技術を開発する

7)攻め/守り
・攻めの特許と守りの特許
・攻めの特許を形成する
・守りの特許を形成する

≪規範≫
・上記スキルを身につける教育が大切
・価値の高い知財を取るための研究開発方法を定義し実践することが大切

プログラムについてのご相談、ご質問等は以下担当までご連絡ください。

(一社)企業研究会 民秋(たみあき)
TEL 070-2625-4687
mail tamiaki@bri.or.jp