2008年12月、おかげさまで創立60周年を迎えました。
2007年3月、「創立60周年記念実行委員会(委員長:上原英治)」を設置し、各種の記念行事を企画・推進、その総仕上げとして2009年4月、記念研究大会を開催し、式典、記念パネル討論などを行いました。
BRI創立60周年 実行委員(役職は2007年3月当時)
実行委員長 | 上原 英治 | 東京ガス株式会社 取締役会長 |
副実行委員長 | 吉井 毅 | 新日本製鐵株式会社 顧問 |
委員 | 伊藤 一郎 | 旭化成株式会社 取締役兼副社長執行役員 |
(五十音順) | 熊野 可丸 | 株式会社資生堂 執行役員常務グローバルR&D担当 |
〃 | 志賀 典人 | 株式会社 ジェイティービー 常務取締役 |
〃 | 清水 正孝 | 東京電力株式会社 取締役副社長 |
〃 | 鈴木 俊一 | 日本電気株式会社 取締役執行役員専務 |
〃 | 谷川 和生 | 株式会社東芝 執行役常務 |
〃 | 玉生 弘昌 | 株式会社プラネット 取締役社長 |
〃 | 積賀 一正 | アイ・エム・アイ株式会社 取締役社長 |
〃 | 寺田 昌章 | オリンパス株式会社 取締役専務執行役員研究開発センター長 |
〃 | 中島 一 | ケプナー・トリゴー・グループ日本支社 会長 |
〃 | 星野 敏雄 | 花王株式会社 取締役兼専務執行役員 |
〃 | 山崎 啓二郎 | キヤノン株式会社 取締役人事本部長 |
〃 | 吉武 博通 | 国立大学法人筑波大学 理事・副学長 |
〃 | 清水 省三 | 社団法人企業研究会 専務理事 |
1.記念大会(記念式典、記念シンポジウム)の開催(2009年4月15日)
創立60年を記念して、2009年4月15日(水)「明治記念館」において「創立60周年記念大会」を開催いたしました。会員並びに関係各位のこれまでのご厚情に感謝申し上げるとともに、次の10年に向けて誓いを新たにいたしました。
創立60周年記念大会プログラム
13:00~14:00 記念式典
- 主催者挨拶 (社)企業研究会 会長 花房 正義
- 創立60周年記念行事実行委員長 行事経過報告 (社)企業研究会 副会長 上原 英治
- 来賓挨拶 経済産業省
- 功労者への感謝状贈呈
- 記念論文表彰 野中 郁次郎 審査委員長 一橋大学大学院名誉教授
- 感謝状贈呈者代表挨拶
14:00~16:00 研究プロジェクト提言
その1 「21世紀の経営とビジネスリーダーの要件と育成」
~メイド・バイ・ジャパニーズカンパニーの真価発揮のために~
主査:綱島 邦夫 氏 経営力研究所 代表コンサルタント
ヘイ・グループ プリンシパル
その2 「多様性尊重の経営―ダイバシティー・マネジメントの実践」
~トップ層が主導する真の『当たり前』への挑戦~
主査:坂東 眞理子 氏 昭和女子大学 学長 女性文化研究所長
16:10~18:10 記念パネル討論
討論テーマ 「21世紀の経営と人財育成」
パネリスト(社名50音順) 住友化学(株) 代表取締役社長 米倉 弘昌 氏
(株)東芝 取締役代表執行役社長 西田 厚聰 氏
(株)ローソン 代表取締役社長CEO 新浪 剛史 氏
コーディネーター 一橋大学 大学院教授 伊藤 邦雄 氏
18:30~19:50 懇親パーティー
- 主催者開宴挨拶
- 来賓挨拶
- 乾杯
- ご参加者同士の懇親・交流
2.創立60周年記念論文審査結果
平成20年9月30日に記念論文の提出を締切りましたが、総数36点の応募がありました。野中郁次郎氏(一橋大学大学院名誉教授)を委員長とする審査委員会により厳正審査し入選論文を決定いたしました。審査は「独創性」と「実行可能性」を重視基準とし、所属企業名を秘したまま行われ決定されました。
表彰は4月15日(水)創立60周年記念大会で行われました。入選者は以下のとおり。
創立60周年記念論文 入選者
結果 | 論文タイトル | 氏名 | 所属 |
最優秀賞 | グローバル競争優位を見据えた組織-戦略間の階層デザインと 経営戦略の発展的移行 |
星野 邦秀 | 高砂香料工業(株) 研究開発本部 |
優秀賞 | 「ブランド起源」の移譲によるアジア新興国市場での 競争力獲得 |
羽生田 慶介 | 元・キヤノン(株) 企画本部 |
佳作 | 「日本の企業経営における内部監査の有効性について」 | 藤井 哲哉 | 東京ガス(株) 監査部 |
佳作 | 日本発 『グローバル商人道』による価値づくりが 世界を変える |
高橋 郁夫 | 「戦略スタッフ研究 フォーラム」有志 |
佳作 | 日本企業の競争力強化への方策~円滑な中小企業向け 金融システムの構築に関する一考察~ |
衣笠 一歩 | (株)日立製作所 経営企画室 |
佳作 | 経営者育成強化による企業競争力強化 | 小嶋 昌利 | キヤノン(株) 経営者育成推進課 |
佳作 | 産学協力による人材育成をベースとした日本の理工系教育と 製造業の競争力強化 |
中川 謙一 | キヤノン(株) グループ企業企画課 |
佳作 | 中国における日本企業の現地化に関する研究~「パブリック バリュー」の視点に基づく日本企業の新たな現地化への試み~ |
劉 慶紅 | 新日鉄ソリューションズ (株)産業ソリューション事業部 |
佳作 | 技術開発者の成功要因 | 福嶋 美佐子 八代 比呂美 | 東京ガス(株)技術戦略部 |
3.BRI経営研究基金の創設
創立60周年を機に、継続的な研究成果の創出と発信のために、研究プロジェクトの運営、研究者、実務家、コンサルタントなどへの研究支援、海外企業、機関との交流促進などに柔軟に対応するための基金を創設し、会員をはじめ我が国企業の経営力向上に貢献することを目指します。
4.記念出版
2005年10月に実務家を中心にMOT(技術経営)研究プロジェクトを設置いたしました。
2006年3月より経営戦略と技術戦略の整合性を図る仕組みや研究開発成果の事業化をめぐる課題と対応等について検討を重ね、さらに研究開発投資効率化の問題点、グローバル競争に求められる経営戦略・技術戦略、戦略を一体化するマネジメント・システム等について議論を収斂し、研究プロジェクトの成果を提言にまとめ、研究叢書「グローバル競争を勝ち抜く技術経営戦略」として2009年4月に発刊しています。
5.企業研究会(BRI)「60年史」の編纂
創立60周年を記念して、「60年史」を編纂いたしました。企業研究会の60年の歴史を振り返ると共に、企業研究会のこれからのあり方について触れております。
60年の歴史の流れを通史として概観する一方、企業研究会の原点であり、今日の事業の中核でもある「研究交流事業」について経営研究分野ごとに研究交流部会の系譜を記述しております。
続いて、BRIビジネススクール事業、研究プロジェクトによる産業界への提言活動、機関誌「Business Reserch」と研究叢書の刊行による普及活動の足跡をたどっています。