≪企業・部下を守るため新任管理職も押さえておきたい≫「大手・名門企業で、何故、不正・不祥事が絶えないのか ~「法令遵守」の幻想に隠された、本来のコンプライアンスとは何か?~」

講 師

湯澤社会保険労務士事務所 代表・社会保険労務士  株式会社プロセスデザインコンサルティング 代表取締役    湯澤悟 氏

講 師 略 歴

中央商科短期大学証券学科卒業。民間企業(一成証券株式会社(現 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)、コンビ株式会社(ベビー用品メーカー)、株式会社ほっかほっか亭(現 株式会社プレナス)にて、約10年間の人事部勤務。2002年8月1日 湯澤社会保険労務士事務所開業。2008年4月1日株式会社プロセスデザインコンサルティング創業。これまでに20,000件超の高難度労務問題を「腑に落ちるアドバイス」で解決に導く。2013年以降、大手上場企業等を中心に、パワハラ、人権・コンプライアンス研修を実施。登壇回数は770回超、総受講者数は49,000人(経営層、管理職層が中心)を超える。有限会社グローイングと管理職教育用Web適性検査「パワハラ傾向振り返りシート」を共同開発。

プログラム

開催主旨

大手・名門企業で不正・不祥事が後を絶たない背景には、「法令遵守」という狭い視点に基づく幻想が潜んでいます。

単に規程やルールが整っているだけでは、心理的安全性が欠如し、「見て見ぬふり」の風土が根付く組織では、企業の信用は容易に揺らぎ、致命的なリスクを招きます。

本研修では、過去の実例を徹底的に分析・検証し、「法令遵守」という誤認の危険性を浮き彫りにするとともに、本来のコンプライアンス―すなわち「世の中・社会の要求や期待に応える」という理念の真髄を探求します。

管理職が主導する組織文化の革新を通じ、不正・不祥事を未然に防止する具体的な戦略と、企業と貴方を守るための実践的なリスク管理策をお伝えします。

プログラム

1.コンプライアンス意識チェック(セミナー最後に正解発表の時間を設けます)
(1)コンプライアンス意識チェック

2.イントロダクション
(1)コンプライアンスとCSRの関係性
(2)心理的安全性が高い組織・職場の雰囲気
(3)組織風土上の課題

3.世の中に目を向ける(コンプライアンス違反)
(1)今まさに、時代の転換点
(2)コンプライアンス違反の原因
(3)世の中の「コンプライアンス違反」から見えてくるもの

4.コンプライアンス
(1)企業経営を「労務管理」の本質論から考える
(2)明文化されたものが無い場合の判断基準
(3)見て見ぬフリの雰囲気を蔓延させないために

5.不正行為
(1)何故、不正が起こるのか
(2)不正が発生するのは、どんなときか?
(3)「性悪」説」から「性弱」説に基づく組織作りを

6.不正・不祥事、パワハラ発生リスクが高い組織の特徴
(1)心理的安全性の低い組織
(2)組織の具体的な特徴

7.コンプライアンス違反が発生した場合の基本的対応方法
(1)コンプライアンス違反が発生したら最初にすべきこと

8.深刻化する世の中のパワハラ問題への対策は万全か?
(1)深刻化するパワハラ問題とは
(2)「未発見問題」と「未発覚問題」

9.管理職に求められること等
(1)リーダーシップ(力)
(2)マネジメント(力)

10.風通しの良い組織を作る為にはどうすれば良いのか?
(1)「多様性のある会社」の実現
(2)視点は「画一性」から「多様性」へ
(3)「多様性の時代」に必要な管理職の在り方

11.コンプライアンス違反行為者に対してどう在るべきか等
(1)不正行為を行いそうになったら、必ず思い出して欲しいこと
(2)一人ひとりに期待される役割

プログラムについてのご相談、ご質問等は以下担当までご連絡ください。

(一社)企業研究会 民秋(たみあき)
TEL 070-2625-4687
mail tamiaki@bri.or.jp