事業化プロデューサー養成講座

講 師

株式会社リーディング・イノベーション 代表取締役 新規事業開発上級職人 芦沢誉三 氏

講 師 略 歴

1982 年早稲田大学理工学部卒業。石油開発エンジニアリング会社を経て、84 年株式会社日本能率協会コンサルティ ングに入社。一貫して、新規事業のコンサルティングに従事。50 案件以上の新規事業プロジェクトに参画。その後、一 部上場メーカーに移り、新規事業開発、拡大を行ない別会社として独立事業化を果たし取締役に就任。現在、株式会社 リーディング・イノベーションの代表取締役社長として、新商品・新規事業開発、創業に特化したコンサルティング& エージェントの中核人材として活動している。 主な著書・論文に、「事業化プロデューサー養成講座」( 明日香出版)、「顧客満足を先取りする“提案開発アプロー チ”」(ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー)、等多数。

プログラム

開催主旨

事業化プロデューサーに求められる能力は、新規事業開発の基本の理解、時代に即したテーマとアイデア出し、収益に結び付く事業設計など多岐にわたります。現在、企業経営を取り巻く環境変化のスピードは加速しており、企業は時代の変化に即した対応を求められています。企業が持続的に発展するためには、既存のビジネスを柱とする一方で新規事業の開発が求められており、事業化プロデューサーは欠かせない存在と言えるではないのでしょうか。

本セミナーでは、ビジネスモデルの構成要素、各分野における新規事業開発の基本的な進め方、テーマ探しの方法から収益モデルの考え方と作り方などを解説致します。講義、事例解説といった座学だけではなく、簡易的な個人演習も行い事業化プロデューサーとして必要な実践的スキルを習得していただくことを目的としています。

プログラム

1.オリジナリティある事業づくりを導く「事業化プロデューサー」の必要性

2.新規事業開発の通説はいつも正しいとは限らない
   ・成長分野を狙え?  
   ・飛び地はやるな?  
   ・強みを活かせ?  
   ・変化はチャンス?

3.事業化プロデューサーの基礎知識
(1)新規事業が難しい理由の本質を知る
   ・新市場が生まれるメカニズム  
   ・何故、新しい技術やワードに飛びつくのか  
   ・新規事業テーマ探しの難しさの本質
(2)新規事業テーマ探索の進め方手法の種類と手順と特徴
   ・成長トレンドと強みを結びつけてテーマを探す  
   ・アイデア発想によりユニークなテーマを発案する
   ・未来社会の予測、バックキャストからテーマを探す    
   ・一般的進め方手法を経験して分かるコト
(3)ビジネスモデルの体系
   ・ユニークなビジネスモデルの特徴は意外に単純なコトにある  
   ・成功モデルと失敗モデルの境い目は
   ・事業を分類して新規事業の理解を深める(ビジネスレイヤーの違い、モノ事業とコト事業、目的型と機能型など)
   ・ビジネスモデルの3つ構成要素(基本モデル、業務モデル、収益モデル)    

4.新規事業の構想立案
(1)新規事業の元になる“アイデアの芽”の見つけ方
   ・石油探査の進め方に学ぶ    
   ・自社にとっての“アイデアの芽”の効率的な見つけ方   
(2)自社に合った儲かる新規事業テーマ探索の進め方
   ・潜在ニーズの捉え方と掘り起こし方   
   ・トレンドとトレンドを生むエネルギー
   ・ニーズ指向とシーズ指向と目的指向   
   ・目的指向アプローチの概要
   ・自社起点で考えることでオリジナリティは生まれる   
   ・自社を知る分析の進め方 
(3)新規事業のテーマ探索のガイド
   ・新規事業開発のための探索領域(仮ドメイン)の決め方   
   ・最終製品メーカーと材料・部品メーカーの違い
   ・ビジネス構造マップの活用とつくり方   
   ・ニーズギャップ分析   
   ・サブドメインの設定
   ・サブドメインの範囲で市場の変化を分析する   
   ・ターゲット顧客を決めるセグメンテーション  
   ・顧客価値の分かりやすい捉え方    
   ・魅力あるアイデア仮説のつくり方(目的発想)   
   ・差別化余地の大きさ    
   ・ニーズのリアリティを確認する作業の進め方   
   ・目的指向アプローチの実践事例  
   ・論理思考の限界    
   ・顧客の声を聴く活動のポイント   
   ・ニーズの強さについて
(4)ビジネスモデルとビジネスプラン
   ・継続的競争優位を保つための競争優位策の検討方法   
   ・顧客から選ばれるモデルをつくる工夫
   ・ビジネスモデルづくりのシステム発想   
   ・ビジネスモデルづくりの悪いパターン   
   ・ビジネスプランの枠組み  
   ・事業特性分析のやり方と使い方   
   ・重要性と需要ポテンシャルの算定の仕方    
(5)自社単独では難しい新規事業テーマ探索の取り組み方

5.新規事業のマネジメント
(1)テーマ評価の課題と改善策    
(2)中止、撤退基準について   
(3)チャレンジしやすい環境づくり

プログラムについてのご相談、ご質問等は以下担当までご連絡ください。

(一社)企業研究会 民秋(たみあき)
TEL 070-2625-4687
mail tamiaki@bri.or.jp