4期 人材育成のグランドデザイン全5回会合-

(講義・事例・演習で学ぶ)人材育成の課題の可視化、知的生産性向上と
「質」の高い人材育成・教育を提供する仕組みの再構築

 

参加対象

人事、企画、研究開発、現場部門の人材育成の要になるマネージャー、リーダー、
人材開発・教育研修担当スタッフの方々
*本音ベースの議論を深めるため、互いに守秘義務を遵守いただける方

本コースの狙い

経営・事業戦略、現場のニーズに連動した人材育成の推進
◆各部門に求められる人材育成推進スタッフの養成のために

○本コースで学べること

 ①経営/現場が求めている人材育成ニーズ/課題を浮き彫りにする
 ②事業戦略の問題(課題)から、人材育成の問題(課題)に落とし込む
 ③問題解決に必要なスキルモデル(スキルマップ)を構築
 ④現場の問題解決(スキル強化)に必要な「教育体系図」を構築
 ⑤問題解決に必要な「質」の高い研修(コース)を設計
 ⑥知的生産性(増力化)と業務生産性(効率化)の視点で成果を把握
 ⑦各社、各自の人材育成の課題をもとに人材育成をグランドデザイン

開催日程 開催:2018年11月13日(火)~2019年3月19日(火)
時間帯:10:00~17:00
会場:企業研究会セミナールーム 全5回会合(1社2名参加可能)
・5日間・計30 時間
会合単位の参加も可能(1社1名)

◆指導講師


遠藤 裕隆(えんどう ひろたか)氏3


育成グランドデザイン(Human resource Grand Design) 代表
元富士ゼロックス㈱教育部シニアコンサルタント        

                                    

 

第1回会合:

人材育成のグランドデザインの進め方

 ―経営と現場が抱えている「人材課題」と「仕組みの課題」を整理
 ―人材育成のグランドデザインの全体像(めざす姿)と効果(メリット)の紹介
 ―人材課題(戦略人材)と、職場環境課題(戦略、プロセス、組織、インフラの視点)を抽出する手法

日時:2018年11月13日(火)10:00~17:00
会場:企業研究会セミナールーム (東京・麹町)

■今なぜ人材育成のグランドデザインか

1.これまでの受講者が抱えている「問題意識」を整理

  ・人材育成のグランドデザインができていない(部分最適、教育のための教育)
  ・人材育成の活動がばらばらで繋がっていない
  ・人材育成をどう学んでいいわからない

2.経営と現場が抱えている「人材課題」と「仕組みの課題」を整理

  ・なぜ、経営トップは人材育成の「仕組み」に対する認識が低いか
  ・事業戦略を「人材課題」に翻訳し、人材ポートフォリオ分析により「人材ニーズ」を整理
  ・人材育成のステークホルダーの視点で「仕組みの課題」を整理

3.人材育成のグランドデザインの紹介

  ・人材育成のグランドデザインの全体像(目指す姿)、狙い、機能、特徴などを紹介
  グランドデザインの効果について紹介(事業実現、自己実現、変革エージェント育成、風土改革)
  グランドデザインの3つのフレームワークと6つの可視化項目を紹介
   (①問題、②人材、③成長、④伝承、⑤成果、⑥インフラ、等の可視化)

4.人材育成の基軸となる「人の適性能力」とは

  ・「伝承」と「変革」の業務に必要な、適性能力の全体像(マクレランドの能力の氷山モデル)を解説

5.人材育成の「現場の自走化」を実現する「三位一体の育成推進体制」とは

■問題解決フレームワーク(問題の可視化)

1.人材育成のグランドデザインの振り返り

2.問題解決フレームワークの狙いと機能

  ・問題解決フレームワークは、人材育成の「入り口」となる重要な部分
  ・人材育成で「何が問題かわからない」、「どう問題を発見したらいいか」を解決する手法を学ぶ
  ・発見した問題を解決するために、迅速に「質」の高い対策を打つ手法を学ぶ

3.人材育成の問題解決の進め方とツール

  ・問題の型(問題と課題の違い)、三現主義(現場、現物、現実)データ重視、プロセス管理(果因で
  考える)、仮説検証の進め方、PDCAサイクルによるスパイラルアップ、層別(ばらつき)の活用

4.問題解決のポイント

  ・「成果起点」の視点で人材育成の問題点を抽出
   事業戦略実現の視点で、あるべき姿と現状の姿のギャップを分析して問題点を抽出
  ・「全体最適」の視点*で現状分析と要因分析を実施し、対策を立案/実施
   *人材(担当者、マネジャー)と、職場環境(戦略、プロセス、組織、インフラ)の視点を持つ事

5.人材育成の問題解決プロセス

  ・現状把握(事業戦略を人材課題に翻訳して人材ポートフォリオを分析)、
  現状分析(人材と職場環境の視点)、目標設定、要因分析、対策立案、効果確認、歯止め

6.事例紹介

  ・人材育成の「変革」を目指した事例、問題解決「風土化」教育、新規ビジネス創出など

7.演習(テンプレート活用)

  ・成果起点と全体最適)の視点で、改めて自社(自組織)の問題・課題を整理する
  ・現状把握シート、現状分析シート(目標設定)、要因分析シート、対策シート、実施計画書を作成

 

第2回会合

人材育成フレームワーク の構築(人材の可視化/成長の可視化)

 ―人材ポートフォリオ開発:戦略人材を人材ポートフォリオに展開する手法
 ―キャリアパス開発:「成長の羅針盤」となるキャリアパスの開発手法
 ―育成体系図開発:「育成のロードマップ」となる育成体系図の開発手法

日時:2018年12月18日(火)10:00~17:00
会場:企業研究会セミナールーム (東京・麹町)

■人材の可視化

1.人材育成のグランドデザインの振り返り

2.人材育成フレームワークの狙い

  ・人材育成フレームワークは、人材育成の「コア(本体)」となる部分
  ・人材モデルなどの「人材を可視化」する手法と、キャリアパスや研修コースなどの「育成手段」を
  開発する手法について学ぶ

3.「人材の可視化」を実現する三つのプロセス

  ①人材ポートフォリオ開発
   「伝承」と「変革」の視点で、戦略人材を「人材ポートフォリオ」に展開する手法を学ぶ
  ②人材モデル(職種)開発
   人材ポートフォリオを構成する「人材モデル」を開発する手法を学ぶ
  ③スキルモデル(スキルマップ)開発
   人材モデルを構築する「スキルモデル」を開発する手法を学ぶ

4.事例紹介(人材モデル/スキルモデル)

  ・技術部門、人材開発部門、営業部門

5.演習(テンプレート活用)

  ・プロセス分析シート、機能分析シート、能力(スキル)分析シート

■成長の可視化

  1. キャリアパスの開発

 (1)狙い

  「事業実現」に必要な部下育成の羅針盤、「自己実現」に必要な成長の羅針盤(ライフデザインを描く
  キャンバス)、となるキャリアパスの設計手法について学ぶ

(2)キャリアパス開発プロセス

  横軸に人材レベル(職階やグレードなど)、横軸に人材モデル(職種)を配置したキャリア体系図を策
  定し、ここにキャリアパスを描く手法について学ぶ

2.育成体系図(教育体系図)の開発

(1)狙い

  育成手段のロードマップ(育成ロードマップ)となる育成体系図の設計手法について学ぶ
  ①育成体系図: 人材ポートフォリオ実現に必要なキャリアパスを実現する育成手段を整理
  ②教育体系図: 現場の問題解決能力(業務遂行能力)を強化する教育手段を整理

(2)育成体系図開発プロセス

  ①必要能力を可視化(タスク分析)
  ②必要能力を体系化(共通能力と専門能力にマッピング)
  ③育成体系図(育成ロードマップ)作成 ④教育体系図(教育ロードマップ)作成

3.事例紹介(育成体系図)

  ・新卒、技術者、人材開発スタッフ

 

第3回会合

成果把握フレームワークの構築 (成果の可視化)

 ―現場の問題を解決する、「質」の高い研修コースを設計する手法
 ―「匠の技」を分析して、保存/活用する手法(ライブラリー化)
 ―「何がどうよくなるか」、「何がどうよくなったか」を可視化する手法

日時:2019年1月22日(火)10:00~17:00
会場:企業研究会セミナールーム (東京・麹町)

■伝承の可視化(問題解決型コース設計手法)

1.人材育成のグランドデザインの振り返り

2教育の問題点の整理

  ・教育のための教育になっている、・コースの質が低い(役に立たない、つまらない)
  ・コース設計が属人的、伝承がうまくいっていない ・コースの「質」とは(魅力、効果、効率)

3.対策と狙い

  ・社員(匠)が簡単に「質」の高い研修コースを設計できる、「問題解決型コース設計手法」を開発

4.問題解決型コース設計手法の特徴

  ・インストラクショナル・デザイン(ID)手法と、問題解決手法との融合(いいとこ取り)
  ・「匠」の行動特性を分析し、効果的な「伝承」を実現

5.問題解決型コース設計プロセス

  ①コース企画:コースRFP(コース要求仕様書)策定、ニーズ把握、コースの「質」の作りこみ
  ②コース設計:教育目標設定、テスト設計、タスク分析、コース内外製分析、最適受講形態設定
  ③開発: 分かりやすい教材の開発
  ④企画/設計/開発レビュー(形成的評価、総括的評価)

6.事例紹介

  ・ブレンディングコース、アクティブラーニング(反転授業)、問題解決力強化、企画力向上

■成果の可視化

1狙い

  ・成果把握フレームワークは、人材育成の「出口」となる部分
  ・「何がどうよくなるか、何がどうよくなったか」を可視化して、説明責任を果す手法を学ぶ
    ⇒人材リスクを抑制、育成の「質」を向上、社員のモチベーション向上

2.成果把握指標(知的生産性と業務生産性の視点)

  ・動機付け(モチベーション向上)、増力化(スキル/人材強化)、省力化(効率化)、早期育成化

3.成果把握モデルの紹介

  ・カークパトリックの4段階モデル
  ・V字型成果把握モデル
  ・成果把握ストーリー
  ・何がどうよくなるのかを企画(成果企画)、何がどうよくなったのかを把握(成果把握)

4.成果把握プロセス

  ・ニーズ把握、必要能力分析、成果把握シート策定

5.事例紹介

  ・コース設計力強化、問題解決「風土化」、企画力強化

6.演習(テンプレート活用)

  ・コースRFP、ニーズ把握シート、必要能力分析シート、成果把握シート

 

第4回会合

◆課題別、人材育成のグランドデザインの実践

■各社、各自の人材育成の課題をもとに問題解決フレームワークをデザインする

日時:2019年2月19日(火)10:00~17:00
会場:企業研究会セミナールーム (東京・麹町)

1.狙い(自組織の問題の理解を深め、他企業の事例からも学ぶ)
  ・育成の入り口となる「問題解決フレームワーク」を活用する
  ・基本の型(問題解決フレームワーク)活用により、活動の精度を上げる
2.進め方
  ・問題を整理(現状把握シートの記入)
  ・主要因(原因)を分析(特性要因図の記入)
  ・対策を立案(対策シートの記入)
  ・実施計画書を作成(実施計画書を作成)
3.事例紹介

第5回会合

◆課題別、人材育成のグランドデザインの発表と意見交流

■事例紹介―各社、各自が選択した事前課題から関係事例の紹介

日時:2019年3月19日(火)10:00~17:00
会場:企業研究会セミナールーム (東京・麹町)

1.メンバー発表と意見交換
  ・現状分析シート、要因分析、対策シート、実施計画書を完成
  ・取り組むテーマの更に具体的な(詳細な)実施計画書を作成
  ・選択したテーマの具体的なイメージ(ポンチ絵)を考える
2.講師のコメントなどを通じて、対策案をブラッシュアップ

  *特別プログラム—OBメンバーとの意見交流
  OB企業(メンバー)の人材育成のグランドデザインへの取り組み、その後

参考資料はこちら

申込要領および参加費

申込方法

必要事項をご記入の上、下記宛てファクスもしくはEメールにてお申し込みください。 折り返し、会合案内ならびに請求書を送らせていただきます。

★備考欄に「希望会合」をお書き添えください。
(例/全会合参加(1社2名参加可能)、 個別会合参加(1社1名)
第1回、第2回、第3回、第4回、第5回

申込先

一般社団法人 企業研究会  担当:井堀(ibori@bri.or.jp)

〒102‐0083 東京都千代田区麹町5-7-2 MFPR麹町ビル2F(旧麹町M-SQUARE)
TEL:03-5215-3512 FAX:03-5215-0951

*会員企業のご確認につきましては、当会HPの〔正会員一覧〕をご参照ください。

参加料

≪全会合(5会合 5日間、計30時間)≫ 1社2名参加可能

正会員:189,000円(本体 175,000円)/一 般:210,000円(本体 195,000円)

≪各会合参加料≫ 各会合 第1回~第5回 参加会合数×1日単位の参加料 1社1名

全会合、第1回~第3回会合の個別募集は終了しました。

これからの募集(第4回、第5回)の申し込みは、第1期~第4期までの参加
企業(メンバー)の方に限定して、これまで学ばれたことを各社の課題で
人材育成のグランドデザインを実際に取り組むことを希望される方を対象に
特別参加料(第4回、第5回のみ)でお誘いすることになりました。

特別参加料(第1期~第4期までの参加企業)第4回、第5回会合

正会員:21,600円(本体20,000円)/一 般:24,840円(23,000円)

・お支払い時期や分割など、ご希望がございましたらご事情お気軽にご相談ください。
・会員企業のご確認につきましては、当会HPの〔正会員一覧〕をご参照ください。

FAQ

Q 1 参加費の分割払いや支払い日の指定はできますか。

はい、可能です。お気軽にご相談ください。

Q 2 会期の途中からの参加は可能でしょうか。

会合選択でのご参加も可能です。

Q 3 どうしても欠席せざるを得ない場合は、代理人の出席は可能ですか。

はい、可能でございます。代理人の方が出席される際は、事務局までご連絡ください。

Q 4 懇親会など参加者同士や講師とのコミュニケーションを深める場はありますか。

本研究会は比較的小規模(10~20名)なので、休憩時間はもとより講演中にも講師への質問がしやすい雰囲気です。 また、会合後には、有志で懇親会を開催する予定です。参加者同士での交流を日頃の悩み、問題解決、人脈形成にお役立てください。