
第2期 「ベンチャー企業への出資研究・実践フォーラム」
ベンチャー/スタートアップ企業出資への手法を巡る諸課題と対応策に関する共同研究と相互啓発のフォーラムです■開催にあたって:
IoT、AI、FinTechなどの技術的発達が指数関数的な社会変化をもたらしつつある昨今、世界中の企業が新技術、新事業の獲得競争を加速させています。そのような環境変化に対応するために、大企業によるベンチャー企業への投資が活発化しています。そのための仕組みとして、CVCファンド(Corporate Venture Capital Fund)の設立を含め、ベンチャー企業への出資が相次いでおります。ベンチャー企業への出資の狙いは、新規事業開発や既存事業の強化であり、大企業にとって非常に有効なツールでありまりますが、一方で、成果を出すには一定のノウハウが必要であります。当フォーラムでは、ベンチャー企業との協業を促進していく上での
①立上げの苦労 ②投資先の苦労 ③本社内での説得の苦労
等につきまして、一企業では難しい課題解決・発展のヒントと推進の活力を得ていただく事を目的としております。更に業種を超えた人的形成と協力関係が生まれる場としてもお役立ていただきたいと存じます。
*通常例会は後日、質疑応答一覧および研究協力委員からのコメント・総括を添えてフィード
バックする事で、【講義内容】+【質疑応答議事録】を通じて(社内で活用)
*なお、第5回例会、第6回例会については、通常の運営スタイルとは異なります。
「施設見学、パネルディスカッション等」
■開催日程:
○2019年6月~2020年1月までの8回開催です。
(原則として1回/月の開催です ○なお、第3回例会は討議時間を長く設定し、AM10:00より、開始いたします。
第1回 | 2019年6月28日(金) | 第5回 | 10月23日(水) |
第2回 | 7月24日(水) | 第6回 | 11月20日(水) |
第3回 | 8月21日(水) | 第7回 | 12月4日(水) |
第4回 | 9月25日(水) | 第8回 | 2020年1月29日(水) |
【プログラムの内容】
■運営要領:
○基本理念: 本フォーラムの参加メンバーは、ギブ・アンド・テイクをモットーとし、また守秘義務を遵守しなが ら、主体的に研究活動の成果向上に努める。 ○前半(1.5時間)は最新動向に対する取り組みの紹介、後半(80分)は質問を各グループでとりまとめ後、全体討議を通して徹底内容理解。 ○事前に問題意識シートをもってメンバーの抱える問題、課題などを出し合い、メンバーのニーズ、問題意識を浮き彫りにし、研究課題を集約・重点化します。 ○集約・重点化された研究課題はプログラムに反映させ、前半のゲスト講演、事例研究の講師選定についても、ご参加者の討議課題に即した方々を招聘いたしております○懇親会: 研究の掘り下げ、ならびに、親睦を図るために、適宜、懇 親会も開催いたします。 ○守秘義務の遵守: 当会議での懇談内容、その他一切をメンバー外秘として取り扱う事を全員で徹底する。 ○参加対象: 本フォーラムの主旨に賛同し、情報交換、相互啓発に積極的に参画いただける方。 企業の経営企画、経理、技術センター・イノベーション推進室等を担当する経営幹部およびスタッフの方々。
■幹事体制:(順不同、敬称略)
・運営協力委員 | 三井化学㈱ | 新ヘルスケア事業開発室主席部員 | 宇杉 真一氏 |
・運営協力委員 | 京セラ(株) | オープンイノベーション推進部責任者 | 高橋 聡氏 |
・運営協力委員 | 大正製薬(株) | 医薬事業部門情報検索室長 | 北島 由紀子氏 |
・運営協力委員 | 凸版印刷(株) | 新事業開発本部戦略投資センター課長 | 大矢 将人氏 |
・研究協力委員 | 横浜市立大学 | 国際総合科学部学部長 | 中條 祐介氏 |
・研究協力委員 | PwCアドバイザリー合同会社 | パートナー | 青木 義則氏 |
■運営協力委員からの声:三井化学(株) 新ヘルスケア事業開発室 主席部員 宇杉 真一氏
従来のVC投資やエンジェル投資に加え、事業会社による直接投資/CVC投資やクラウドファンディングを通じた個人投資等リスクマネー供給の多様化に伴い、新事業やイノベーション創出の担い手であるベンチャー企業/事業会社を取り巻くエコシステムが急速に高度化しています。 本フォーラムでは、昨年度と同じく、ベンチャーエコシステムにおいて経験豊富な講師をお招きし、ベンチャー投資/経営の実務と課題を理解するとともに、参加者同士の交流を通じて、課題解決に向けたヒントを探っていければと考えております。
■研究協力委員からの声:PwCアドバイザリー合同会社 パートナー 青木 義則氏
IoT、AI、FinTechなどのの技術革新により、企業を取り巻く事業環境が激変しています。そのよう
な中、自社単独での自己変革に限界を感じ、多くの大企業がベンチャー企業に出資したり、自らの
CVCを立ち上げたりしています。一方で、そのような取り組みにはベンチャー投資に関する知見が
求められ、成果を出すには様々な試行錯誤が必要となります。本フォーラムでは、経験豊富な講師
との議論を通じて、参加者の皆様それぞれが、自社に相応しいベンチャー投資・協業アプローチについて考えを深めて頂ければと思います。
■第1回例会:(講演/オリエンテーション/グループ討議/懇親会)
○日時:2019年6月28日(金) 14:00~18:00
○会場:東京・表参道・アイビーホール
○講演1: 「NTTドコモ・ベンチャーズにおけるベンチャー投資・事業共創の取組みと展開」
~日本のスタートアップ企業を支える実践投資へのアプローチ
1.NTTグループ、NTTドコモ・ベンチャーズの概要
2.ベンチャー投資の重要性
3.投資にあたっての留意点
4.CVC組織に関する考察
5.スタートアップ企業との共通成功要因と将来展望
く講師:(株)NTTドコモ・ベンチャーズ マネージングディレクター
浅田 賢氏
○第2回例会(講演/グループ討議/全体討議)
○日時:2019年7月24日(水) 14:00~17:00
○会場:東京・表参道・アイビーホール
○講演2: 「医療機器ベンチャーの面白さと難しさ:シリコンバレーと日本の相違」
(現役医師のVC戦略)
~国内外の医療業界のイノベーティブなベンチャー企業の発掘・投資・支援活動の推進~
1. 医療機器ベンチャーの世界的な潮流
2.投資方針にあたっての留意点
3. ベンチャー投資の重要性
4.医療系スタートアップ企業の共通成功要因
5.今後の展望
講師:Chief Medical Officer, Co-Founder, MedVenture Partners, Inc
Program Director(US) Japan Biodesign, Stanford Byers Center for Biodesign, Stanford University
池野 文昭氏
○第3回 例会(講演/グループ討議/全体討議)
○日時:2019年8月21日(水) 10:00~18:00 (有志懇親会あり)
○会場:東京・表参道・アイビーホール
○講演3: 「HEROZの未来への挑戦」
~将棋AI技術開発を礎にした先端技術開発会社が2018年4月マザーズ上場迄の事業発展
プロセスを語る~
1.HEROZ株式会社のご紹介
2.AI市場の動向
3.ベンチャー企業における未上場市場における資金調達環境
4.上場準備プロセス概要
5. 上場後に成長企業としてどのように資本市場と対峙するべきか
*会社紹介
HEROZ㈱ではディープラーニング等の機械学習を活用した人工知能サービスを各産業に提供
しております。現役将棋プロ棋士に勝利した将棋AI開発者が在籍しており、2018年4月に東証
マザーズに上場しております。
講師:HEROZ(株) 取締役経営企画部長 浅原 大輔氏
○第4回例会(講演/グループ討議/全体討議)
○日時:2019年9月25日(水) 14:00~17:00
○会場:東京・表参道・アイビーホール
○ 講演4: 「CVCファンドを活用したベンチャー企業とのオープンイノベーション」
~事業シナジー創出で押さえておく5つの視点~
1. CVCの現状~第二次ファンドブームに沸く日本~
2.CVCの難しさ~半数近くが苦戦、4人に1人が事業シナジーに課題
3.事業シナジー創出で押さえておく5つの視点
4.おわりに
講師:PwCアドバイザリー合同会社 パートナー 青木 義則氏
○第5回例会(施設見学/講演)
○日時:2019年10月23日(水) 13:30~18:30 (有志懇親会あり)
【当会事業企画マネジメント3部会との合同開催】
○会場:神奈川・横浜・京セラみなとみらいリサーチセンター
○ 講演①: 「京セラにおけるオープンイノベーションのご紹介(施設見学含)」
講師:京セラ(株)オープンイノベーション推進部責任者 高橋 聡氏
○ 講演②: 「CVCの設定・運営の実際」
講師:(株)Groove Ventures パートナー 戸祭 陽介氏(元 YJキャピタル(株)副社長)
○ 講演③: 「*講演テーマは検討中」
講師:国立大学法人 一橋大学 イノベーション研究センター教授 和泉 章氏
○第6回例会(事例研究/パネルディスカッション)
○日時:2019年11月20日(水) 14:00~17:00
○会場:東京・表参道・アイビーホール
○ 【第1部】講演6: 「朝日新聞社でのオープンイノベーションにおけるCVC活用の意味」
1.CVC設立までの経緯と現在の取組み紹介
2.オープンイノベーションとベンチャー投資
3.国内・海外スタートアップ投資の実務
4.CVC設計と運営のポイント
5.CVCの出口戦略
講師:朝日新聞社 メディアラボ 山田 正美氏
○ 【第2部】パネルディスカッション: 「CVC活動に向けた取組みと推進体制」
<パネリスト>【朝日新聞社】【三井化学】【凸版印刷】
○第7回例会(講演/全体討議)
○日時:2019年12月4日(水) 14:00~17:00
(*第7回例会では、一部予定が変更になりうる事もご容赦下さい。
○会場:東京・表参道・アイビーホール
○ テーマ: 「大学によるベンチャー投資活動の推進」 もしくは
「アクセラレータプログラムの運用と活用」
○第8回例会(講演/グループ討議/全体討議)
○日時:2020年1月29日(水) 14:00~17:00
(*第8回例会では、一部予定が変更になりうる事もご容赦下さい。
○会場:東京・表参道・アイビーホール
○ テーマ: 「ユニークな事業展開を推進してこられたベンチャー企業経営者」
■入会要領および参加費:
○入会資格: 本フォーラムの主旨に賛同し、情報交換、相互啓発に積極的に参加いただける方。 企業の経営企画、イノベーションセンター、経理・管理等を担当する経営幹部およびスタッフの方々。 2名/1社で下記参加料にて、ご参加をいただけます。
○申込方法: 必要事項をご記入の上、下記宛てファクスもしくはEメールにてお申し込みください。 折り返し、例会案内ならびに請求書を送らせていただきます。
○申込先 : 一般社団法人企業研究会 担当:田口 三男
〒102‐0083 東京都千代田区麹町5-7-2 MFRP麹町ビル 2階 TEL:03-5215-3511
FAX:03-5215-0951 URL:http://www.bri.or.jp
*もう少し詳しい案内もございますので、左のお問合わせボタンより、お気軽にお問い合わせください。
○参加費: 正会員:286,000円(本体価格260,000円) 一般:319,000円(本体価格290,000円) ・上記費用にて、2名/1社で、ご参加いただけます。(ご同伴者は原則として主登録者と同一
企業の方に限ります。)
・分割支払い、次年度支払い可能です。
・メンバー有志による懇親会等を行う際は別途実費を申し受けます。
・2020年1月終了の為、税率を10%表記としておりますが、当初は8%の税率で、請求書を発行
致します。増税後に別途追加対応をする予定です。予めご了承下さい。
■FAQ: (*以下「ベンチャー企業への出資研究・実践フォーラム」版FAQです。
Q1 見学は可能でしょうか。
A1 入会ご検討中の方に限り、期の途中でも体験参加可能ですので、お気軽にお声掛けください。
Q2 参加費の分割払いや支払い日の指定はできますか。
A2 はい、可能です。お気軽にご相談ください。
Q3 会期の途中から参加した場合の参加費はどうなりますか。
A3 既に終了した回数分を月割りで割引させていただきます。
Q4 ベンチャー出資への実務経験が浅いのですが、参加可能でしょうか。
A4 参加可能です。ベンチャー出資での実務経験が豊富な方並びにベンチャー企業に精通
された運営協力委員及び研究協力委員をお願いさせていただ いており、そういった方々の
サ ポート がございますので安心してご参加ください。
Q5 どのような役職の方が参加しているのでしょうか。
A5 マネージャークラス(課長クラス)の方が中心となりますが、役員の方から担当者 の方
まで 様々な お役職の方からのご参加をお待ちいたしております。当フォーラ ムでは、会社
や お立場に関わらず、対等な立場で議論をいただきます。
Q6 どのくらいの年齢の方が参加されるのでしょうか。
A6 参加時に年齢を聞いているわけではないので、正確には申し上げられませんが、 30代後半 から40代の方を中心に、60代~20代の方まで幅広くご参加いただいて おります。まずは
無料 で第1例会以 降も 体験参加ができますので、是非、お気軽に お声掛けいただければと
存 じます。 多くの実務家の方のご参加をお待ちしております。