[事業コード] 181493
アジア子会社管理における「不正リスク」への対応法

開催日時・会場

2018年06月06日(水曜日) 13:30~17:00
企業研究会セミナールーム(東京・麹町)

受講対象

法務部門、監査、海外事業部門等ご担当の方

講 師

西村あさひ法律事務所 パートナー/弁護士  渋谷 卓司氏

プログラム

★不正リスクの3類型(意図的な、意図的でない、そもそも不正ではない)の事例分析と防止策のポイント★

 開催にあたって

   アジア子会社管理における不正リスクには、異国での重い職責や権限・業務の集中などから、自ら不正な取引や贈賄行為に手を染めてしまう「意図的な」不正の他、ローカルな法知識の不足や法文の構造の分かり難さ解釈と運用のギャップなどから、悪いことと思わずに行ってしまう「意図的でない」不正もあります。
   さらには、現地のビジネスパートナーや競争相手による根拠のない内部告発や、行政当局への虚偽申告・虚偽告訴、メディアを悪用した刑事事件化などの“罠”=「そもそも不正ではない」不正(問題)もあり、その内実は様々です。
   本講座では、アジア子会社管理において注意すべき不正リスク(現地ならではのリスク)を類型化し、それぞれの発生原因と発生後の対処法、防止策(対抗策)について、実際に起こりうる事例を分析しつつ検証していきます。

 プログラム

1.アジア子会社管理において注意すべき不正リスクの3類型
      (1)「意図的な」不正、「意図的でない」不正、「そもそも不正ではない」不正(問題)
      (2)アジア子会社における不正のトライアングル(動機・プレッシャー/機会/正当化)
               ・異国での小所帯の勤務(重い職責)、権限・業務の集中、異なる生活習慣・文化、など
               ・贈答文化やビジネスの慣習としての接待・贈答他、国内とは比較にならないほど存在する贈賄誘因
               ・「現地では当たり前」「向こうから要求してきた」「よそもやっている」、など

2.「意図的な」不正リスクへの対応法
      【事例】現地企業間において不正疑惑のある取引が発覚したケース
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      A社(日本本社)法務部は国内取引先B社から下記連絡を受けた。
      B社:「社内監査の結果、当社C国支店(支店長P)の現地社員Qが、貴社C国支店営業部に発行した請求書に
               記載された役務が、実際には提供された形跡がないことが発覚した。当該役務は、現地業者Dに下請に
               出して提供したとされ、貴社から当社に入金された現金は、当社からDに入金処理がされていた。Dに
               確認したところ、DはQの依頼で口座を貸しただけで、入金現金はQに渡したとのことだった。なお、
               Qは本件後退職している。」
      A社C国支店の支店長X、営業部長Y対し、A社はどのように対処すべきか。
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      (1)どのような体制で対処するか(現地任せにした場合の問題点と想定される帰結)
      (2)事実調査を行う際、現地法律事務所を使う際の留意点
      (3)調査結果に基づく対処(損害賠償請求、刑事告訴を検討する場合)
      (4)防止策のポイント

3.「意図的でない」不正リスクへの対処法
      (1)意図的でない不正が発生する原因
              【事例1】在アジア日系企業が現地企業との取引継続を目的に贈答接待を行ったケース
                             ・ローカルな法知識の不足、法文の規定・構造のわかりにくさ、法文と解釈・運用のギャップ
                             ・グローバルなコンプライアンス問題における文法 ≒ 米国司法省の見解
      (2)意図的でない不正のジレンマ
              【事例2】在アジア日系企業が金銭等を支払ったコンサルタント等第三者が贈賄行為を行ったケース
                             ・本当に「知らなかった」(意図的でない)でも、簡単には信じてもらえない
                             ・どのような場合の第三者への支払い等を「怪しい」(要注意)と思うべきか
                             ・第三者に金銭等の利益供与を提供した者(利益提供者)が責任と問われる場合とは
                             ・第三者が贈賄することを知っていたか(許容していたか)が判断される客観的な状況の例
      (3)防止策のポイント

4.「そもそも不正ではない」不正リスク ~海外ならではのリアルリスク(でっち上げ)~
      (1)そもそも不正ではない不正(問題)が発生する原因
              【事例】現地の合弁パートナー(又は契約相手)が交渉を有利に進める為、当局やメディアを悪用した
                          刑事事件化など、「場外乱闘」を仕掛けてくるケース
                             ・ビジネスパートナー、競争相手、内部者、当局等による「罠」と陥れる手段
                                 (根拠のない内部告発、行政当局への虚偽申告・虚偽告訴、メディアを使った攻撃など)
                             ・立法の限界
                                 (曖昧な法令、裁量的解釈等)、司法の問題、民事事件への検察・警察の関与権限
                             ・日本と異なる社会的要素
                                 (メディア利用の容易さ、腐敗の問題、脅迫・名誉棄損・プライバシー等)
      (2)防止策(対抗策)のポイント

※講師とご同業の方はご参加頂けない場合がございます。予めご了承ください。

受 講 料

会員:32,400円(本体 30,000円)/一般:35,640円(本体 33,000円)

※公開セミナーに関するお問い合わせやご質問は、「よくあるご質問(FAQ)」をご参照下さい。
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担 当

上島(TEL 03-5215-3516 )

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