[事業コード] 171150
≪東京開催≫監査のプロが書く内部監査報告書
      ー指摘事項と改善提案および監査意見の見直しー
◆事例に学ぶわかりやすく説得力のある内部監査報告書の書き方◆

開催日時・会場

2017年04月06日(木曜日) 10:30~17:30
企業研究会セミナールーム(東京・麹町)

受講対象

内部監査(監査役室)部門、法務部門、CSR担当部門等のスタッフ、マネジャーの方々

講 師

公認会計士・公認内部監査人
 ABボルボ コーポレートオーディット日本担当ダイレクター
 (兼) UDトラックス株式会社 監査役〕          藤井 範彰氏

プログラム

開催にあたって

   経営から見た内部監査の価値は、第一には、監査報告書がどれほど価値のある指摘や提案を経営に提示できるかで決まります。とりわけ、企業活動の合理化が進み、内部監査でさえその存在理由意義が問われる今日の内部監査人にとって、これは最重要課題と言えるでしょう。
   そのために監査人は、監査意見や結論とともに、指摘事項や改善提案を形式と理論の両面からきちんと整理して、わかりやすく説得力のある内容をぜい肉をそぎ落とした簡潔な文章にまとめる能力が求められます。これは実践的でありながら理論的なアプローチを要する優れて専門的な作業であるため、長年の実務経験だけで身に付くとは限りません。本セミナーではこうした監査報告、特に指摘事項と改善提案の書き方という重要課題にフォーカスして、標準モデルを提示します。
   また内部監査報告書における監査意見の書き方にも形式的なようで監査の本質にかかわる問題が多く、監査意見のアシュアランス的な難しさや問題の所在に気づかずに監査意見の文言が本来前提として必要とする監査活動の実態を伴なっていない例が大手企業にも多く見られます。その問題点と解決策を具体的に解説します。これらはIIA基準や一般の内部監査の解説書や研修でもまともに深堀りできていない、またそのために共通の実務も確立していない領域であり、内部監査に一番重要な残された実務課題の一つとみることができます。こうした決定的に重要な領域が未開拓なのは、監査報告書が社外秘の文書であることに加えて企業によって指摘・提案の形式や内容が千差万別で一般化・標準化しにくいことが背景にあると考えられます。
   そこで本セミナーでは、ケーススタディ方式で指摘や改善提案の文章の事例を見ながらどこに問題があるかを実感していただき、それをどのような考え方で体系的に整理して改善したらよいかという実践的な視点やロジック、及び作成上の留意点を紹介します。この方法により内部監査の実務経験の浅い深いを問わず、また関連管理部署の方にもその立場やニーズに応じて内部監査に必要な知見やノウハウを習得していただければと思います。

プログラム

第1部:内部監査報告書の位置づけと全体構成および監査意見
   1.内部監査の位置づけと目指す方向を考える
            本題に入る前に、内部監査のガバナンスにおける位置づけや目指す方向について概略を見ておきましょう。
            これは監査報告のあり方を考える際にその前提となる監査活動の構造を確認して、自社固有の内部監査の
            立ち位置や方向性を含めた内部監査のミッションを認識して頂き、これにベクトルを合わせた監査報告の
            あり方を意識してもらうためです。
            監査体制のデザインや見直しの際に課題となる検討項目を整理して紹介します。

   2.監査報告書の全体構成と各記載項目の留意点
            次に、内部監査報告書の全体構成とそれぞれの記載項目について作成上の留意点を参考例を見ながら解説
            します。
            単なる書式の参考というよりも、それが監査のプローチの違いにどうつながるかという視点が大事です。

   3.監査報告書における意見表明の難しさとその対応策
            積極的あるいは消極的アシュアランスを知らずに意見を出している企業、また言葉は知っていても実際の
            書き方がわからない、または監査アプローチとの不整合に気づかない企業が少なくありません。まともに
            考えると監査の本質にかかわる重要な問題です。
            IIA基準との関係も含めてどのように対処したらよいか、その実務上の対応策を解説します。
            知らないところでアシュアランスのルールを踏み外していないか、標準的な文言と考え方を参考に、確認
            してください。

第2部:コントロールをベースにした業務監査における指摘・提案
   1.コントロールの不全を探す~3つの改善提案
            内部監査で最も一般的な業務レベルの監査についてどのような視点から改善提案を洗い出すか、その際の
            切り口と報告書に記載すべき記載項目および個々の記載項目は何のためか等を解説します。
            この構造をはっきりと認識することで、メタボな文章をスリム化したり説明不足を補うための目的意識と
            方向感覚が生まれます。

   2.指摘事項、リスク記載および改善提案の記載内容の事例検討
            これらの記載項目について、記載方針となる考え方をさまざまなパターン(良い例、悪い例)を見ながら
            理解を深めます。
            こうした監査人側の監査報告書上の記載に関する実務上の課題とともに改善提案に対するマネジメントの
            コメントの記載事項について内部監査でどう対応し利用するかも併せて検討します。

   3.ケーススタディによる指摘・改善事項をめぐる問題の解決策の検討
            さまざまなケーススタディを通してコントロールとの関係で3つの改善提案パターンを理解し、色々な
            角度から実際に遭遇する問題を検討します。
            理論面でも例えば指摘と改善の内容に関連する、監査のサンプリングやリスク・アペタイトなどが指摘や
            提案とどのように整合すべきかなどを事例を使って見ていきます。

第3部:経営インフラに着目する経営監査における指摘・提案
            ―業務監査とは違う経営監査の指摘・提案の捉え方とケーススタディ―

            ガバナンスやリスクマネジメントを含んだいわゆる経営監査は、経営にインパクトが大きく貢献度の高い
            重要分野です。しかし、ここでは個々の業務のコントロールに限定せずに組織活動としての妥当性を評価
            する視点や方法論が重要となり、指摘や改善提案についても、業務監査とは違った考え方やアプローチが
            必要となります。企業としても、オペレーション(業務)監査とどのように切り分けるかという理論面の
            整理も重要となります。このように、経営監査で問題になりやすい悩ましい分野を戦略リスクとの関係も
            含めて考え方を整理するとともに、具体的な事例を通して経営監査の指摘や提案の実践的なあり方を解説
            いたします。

第4部:最終成果物からさかのぼる監査計画・実施の合理化
            内部監査報告書のレベルアップという課題は監査報告のときだけの問題ではなく、本来、それを目指して
            計画・実施の段階からアプローチを合理化・最適化することが必要です。こうした目的意識から、監査の
            実態に適合する監査意見の書き方、あるいは監査アプローチの改善・省力化の視点をモデル例を示して、
            監査のポイント解説いたします。

《質疑応答&意見交換》 個別のご質問・ご相談にも対応いただきます。

★当日、サブテキストとして「内部監査のプロが書く監査報告書の指摘事項と改善提案」(同文館出版)
   2016年11月刊 ・ 定価 3,800円(税別)・ 講師著 を配布いたします。

受 講 料

会員:44,280円(本体 41,000円)/一般:46,440円(本体 43,000円)

※公開セミナーに関するお問い合わせやご質問は、「よくあるご質問(FAQ)」をご参照下さい。
※会員価格適用については「正会員・グループ企業(会員価格適用)一覧」よりお調べいただけます。
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。
   お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。

担 当

居代(TEL 03-5215-3516 )

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