[本セミナーは募集を終了いたしました]

[事業コード] 151747
<大阪開催>監査のプロが書く内部監査報告書
   ―指摘事項と改善提案への攻略法―
   ―事例に学ぶわかりやすく説得力のある内部監査報告書の書き方―

開催日時・会場

2015年12月04日(金曜日) 10:00~17:00
大阪コロナホテル(新大阪)

受講対象

内部監査(監査役室)部門、経理・財務部門、経営企画部門、CSR担当部門等の
スタッフ、マネジャーの方々

講 師

公認会計士・公認内部監査人
ABボルボ コーポレートオーディット日本担当ダイレクター
(兼) UDトラックス株式会社 監査役           藤井 範彰氏 

プログラム

開催に当たり ― 藤井講師からのメッセージ

   経営から見た内部監査の価値は、まず第一に監査報告書がどれほど経営に価値のある指摘と提案を提示できるかで決まります。とりわけ企業活動の合理化が進み、内部監査でさえその存在理由が問われる今日の内部監査人にとってこれは最重要課題と言えるでしょう。
   そのために監査人は、監査の結論とともに指摘事項や改善提案を形式的にも理論的にもきちんと整理して、わかりやすく説得力のある内容をぜい肉をそぎ落とした簡潔な文章にまとめる能力が求められています。これは、実践的でありながら理論的なアプローチを要する優れて専門的な作業であるため、長年の実務経験だけで身に付くとは限りません。
   本セミナーでは、こうした監査報告、特に指摘事項と改善提案の書き方という重要課題にフォーカスします。
   これは、おそらくIIA基準や内部監査の解説書や一般の研修でもまともに深堀りできていない、またそのために共通の実務も確立していない領域であり、内部監査に一番重要な残された実務課題の一つとみることができます。
   こうした決定的に重要なポイントが一般の内部監査の解説書や研修でほとんど扱われていないのは、企業によって指摘・提案の形式や内容が千差万別で一般化・標準化しにくい等の事情によると思われます。
   そこで本セミナーでは、ケーススタディ方式で指摘や改善提案の文章の事例を見ながらどこに問題があるかを実感していただきます。その上で、それをどのような考え方で体系的に整理して改善したらよいかという実践的な視点やロジックおよび作成上の留意点を紹介します。
   こうした理解しやすい事例の検討を通して、内部監査の実務経験の浅い深いを問わず、また関連管理部署の方にも各々の立場やニーズに応じて内部監査報告の本質に迫る知見やノウハウを習得して今後の実務に生かしていただければと思います。

プログラム

第1部 内部監査報告書の位置づけと全体構成

  1.内部監査の位置づけと目指す方向を考える
             本題に入る前に、内部監査のガバナンスにおける位置づけや目指す方向について概略を
          見ておきましょう。
             これは、自分の会社の監査報告のあり方を考える際にその前提となる監査活動の構造を
          確認し自社固有の内部監査の立ち位置や方向性を含めた内部監査のミッションを認識して
          いただき、これにベクトルを合わせた監査報告のあり方を意識してもらうためです。
             この中で、内部監査のコンサルとアシュアランスという2つの業務ないし価値の考え方
          アシュアランスにおける積極的アシュアランスと消極的アシュアランスの使い分け、それ
          らの実務における取扱いやその影響等にも触れます。

  2.監査報告書の全体構成と各記載項目の留意点
             次に、内部監査報告書の全体構成とそれぞれの記載項目について、作成上の留意点を
          参考例を見ながら解説します。

第2部 コントロールをベースにした業務監査における指摘・提案

  1.コントロールの不全を探す~3つの改善提案
             内部監査で最も一般的な業務レベルの監査について、どのような視点から改善提案を
          洗い出すか、その際の切り口と報告書に記載すべき記載項目、および個々の記載項目は
          何のためかなどを解説します。この構造をはっきりと認識することで、メタボな文章を
          スリム化したり説明不足を補うための目的意識と方向感覚が生まれます。

  2.指摘事項、リスク記載および改善提案の記載内容の事例検討
             これらの記載項目について、記載方針となる考え方をさまざまなパターン(良い例、
          悪い例)を見ながら理解を深めます。こうした監査人側の監査報告書上の記載に関する
          実務上の課題とともに、改善提案に対するマネジメントのコメントの記載事項について
          内部監査でどう対応し利用するかも合わせて検討します。

  3.ケーススタディによる指摘・改善事項をめぐる問題の解決策の検討
             さまざまなケーススタディを通してコントロールとの関係で3つの改善提案パターンを
          理解し、いろいろな角度から実際に遭遇する問題を検討します。理論面でも例えば指摘と
          改善の内容に関連する、監査のサンプリングやリスク・アペタイトなどが、指摘や提案と
          どのように整合すべきかなどを事例を使って見ていきます。

第3部 経営インフラに着目する経営監査における指摘・提案

  1.業務監査とは違う経営監査の指摘・提案の捉え方
             経営領域に関するいわゆる経営監査は経営にインパクトが大きく、貢献度の高い重要分野
          ですが、ここでの指摘や改善提案には業務監査とは違ったアプローチが必要です。ここでは
          コントロールにとどまらず、経営インフラに着目した切り口が重要でしょう。その考え方・
          整理の仕方を戦略リスクとの関係も含めで事例解説します。

  2.経営監査の指摘・改善提案のケーススタディ
             具体的なケースタディを通して経営監査の指摘や提案の実践的な感覚を身に付けます。
          経営監査活動と経営執行部署の業務との関係やオペレーション(業務)監査との切り分け
          など、経営監査で問題になりやすい悩ましい分野を扱います。また、指摘事項と具体的な
          戦略リスクと関連付けの例をケースを通して紹介します。

第4部 最終成果物からさかのぼる監査計画・実施の合理化

             内部監査の指摘・改善提案のレベルアップという課題は、監査報告のときだけの問題ではなく
          本来それを目指して計画・実施の段階からアプローチを合理化・最適化することが望まれます。
             こうした目的意識から、監査アプローチの改善・省力化の視点をモデル例を示して、ポイント
          解説いたします。

《質疑応答&意見交換》 個別のご質問・ご相談にも対応いただきます。

受 講 料

会員:42,120円(本体 39,000円)/一般:45,360円(本体 42,000円)

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担 当

居代(TEL 03-5215-3516 )