[事業コード] 191314
<大阪開催>経営に資する内部監査報告書のスタンダ―ト
ーインパクトのある指摘と改善提案による監査のバリューアップー
◆事例に学ぶわかりやすく説得力のある内部監査報告書の書き方◆

開催日時・会場

2019年04月19日(金曜日) 10:30~17:30
大阪コロナホテル(大阪・新大阪)

受講対象

内部監査(監査役室)部門、法務部門、CSR担当部門等のスタッフ、マネジャーの方々

講 師

公認会計士・公認内部監査人・米国公認会計士(現在inactive)  藤井 範彰氏

プログラム

 開催にあたって

【藤井講師からのメッセージ】
   企業の不祥事対策や経営管理への貢献と言う点から内部監査への期待が高まる中、従来からの準拠性中心の監査が見直され、監査の指摘や改善提案への取組みに関心が高まっています。そのための実務展開の方法や考え方は各社で検討されていますが、それを具体化するためのベースとなる指摘と、改善提案及び監査意見のスタンダードをずばり提供して、ロジカルにしかも事例によってわかりやすく解説するのが今回のセミナーのねらいです。
   とりわけ内部監査の価値は、成果物としての監査報告書でどれほど経営に価値のある指摘と改善提案を提示できるかで決まります。これは内部監査の最重要課題の一つですが、社外秘でもある監査意見や指摘・提案の様式や内容が各社各様で標準化に馴染みにくく、見直しもせずに従来の慣行を踏襲しがちです。
   また監査意見の書き方も、会計士監査とは異なる内部監査固有のアシュアランスの指針やロジックが必ずしも明確でない中で問題の所在に気づかずに、監査意見の文言が、本来その前提となるはずの監査活動の実態を伴っていない例など、監査の根幹にかかわる問題が散見されます。
   内部監査人には、本来、監査の結果に応じて監査意見を正しい書き方で表明し、指摘事項や改善提案を形式的にも理論的にも整理して、わかりやすく説得力のある監査報告にまとめる能力が求められます。これは、実践的であるとともに理論的なアプローチを要する優れて専門的な作業であるため、長年の経験で身に付くとは限りません。これら監査報告のスタンダードを事例とともに見ていただき、各社の状況に応じて改善に役立てていただけるようにわかりやすく説明します。
   本セミナーでは、経営に資する内部監査という最終目的を踏まえ、ケーススタディ方式で内部監査報告の核となる指摘事項や改善提案を事例を見ながら、どのような考え方で体系的に整理し改善したら良いのかを具体的に提示することによって一般的な監査のテキストや制度の解説には見られない、内部監査の実践に使える視点やロジックを提供いたします。

 プログラム

第1部: 経営に資する監査体制をデザインする検討項目
   1.内部監査の本質を理解し、目指す方向を考える
            内部監査の企業ガバナンスにおける位置づけ、および法定監とは一線を画する内部監査の目指す方向を概観
            して、監査体制を整備する際の検討項目を解説します。これによって監査活動の構造を確認して自社固有の
            内部監査の立ち位置や方向性などの内部監査のミッションを再認識して、これにふさわしい監査報告のあり
            方を意識していただきます。
   2.経営に対する説明責任を果たすリスク・ベース監査の仕組み作り
            内部監査におけるリスク評価から年次計画の策定、個別監査の実施の流れの中で、意外とできていない
            リスクベースの仕組みづくりと経営に対する内部監査の責任解除のプロセスについて、実務対応を紹介
            します。

第2部: 監査報告書の全体構成と経営志向の内部監査人の心得
   1.監査報告書の全体構成と記載事項の標準様式
            次に内部監査報告書の全体構成とそれぞれの記載項目に関する論点と作成上の留意点を、参考例を見ながら
            解説します。
            参考書式の確認というよりも、それが監査のプローチの違いにどうつながるかという視点が大事です。
   2.監査目的と状況に合わせて書き分ける監査意見の標準モデル
            積極的あるいは消極的アシュアランスの意味を十分理解していない企業や、監査意見と報告書本文あるいは
            監査アプローチとの不整合に気づかない企業が少なくありません。
            まともに考えると、監査の本質にかかわる重要な問題です。IIAのプラクティス・ガイドやリスク・ベース
            との関係も含めて、その考え方と実務対応を解説します。知らないところでアシュアランスの基本ルールを
            踏み外していないか、標準的な文言と考え方を参考に確認してください。
   3.上空30メートルから俯瞰する内部監査プロフェッショナルの視点
            監査のプロにふさわしい監査報告書における問題の取り上げ方や指摘や提案を書く際の心構え、ならびに、
            被監査部署と監査人との責任分担や協調の在り方を意識した現場との付き合い方についてお話します。

第3部: 内部統制の核心にせまる監査の指摘と改善提案
            ~ダメ出しに終わらない、内部監査のプロが捉えるコントロールの不全とは
   1.コントロールの不全を押さえる~3つの改善提案
            ルール違反のダメ出しに終始しがちな実効性の乏しい監査を見直して、内部統制に軸足を据えて組織に付加
            価値を与える改善提案を洗い出す視点や、切り口と報告書上の記載項目を具体的に解説します。この構造を
            はっきりと認識することで、メタボな文章をスリム化したり説明不足を補うための内部監査のプロとしての
            目的意識と方向感覚が生まれます。
2.指摘事項、リスク記載および改善提案の記載内容の事例検討
            これらの記載項目について記載方針となる考え方を事例(良い例、悪い例)を見ながら理解を深めます。
            また監査報告書上の改善提案に対するマネジメントのコメントの解釈について検討します。
3.ケーススタディを通して実感する指摘・改善事項をめぐる問題点
            さまざまなケーススタディを通して指摘や提案のパターンを理解し、指摘の内容とサンプリングやリスク・
            アッペタイトとの関連性等の実務論点、ならびに監査報告書を書く際に注意したい用語や言葉遣いについて
            紹介します。

第4部: 業務監査とは違う経営監査領域の課題対応
            ~ガバナンス・リスクマネジメント、戦略および企業風土への監査対応
         ガバナンスやリスクマネジメントを含んだいわゆる経営監査は、経営にインパクトが大きく貢献度の高い重要
         分野ですが、この領域の指摘や改善提案では業務監査とは違ったアプローチが必要となります。
         こうした経営監査対応のさわり部分をIIAの指針および良い例、悪い例を交えて概説し、企業風土への対応も
         含めて実践的なあり方を解説いたします。

第5部: 【終わりに】最終成果物から振返る監査アプローチの合理化
         監査報告書の改善は監査報告のときだけの問題ではなく、本来、その成果物と整合性のある監査アプローチを
         計画・実施の段階から考えることが必要です。
         この視点から監査アプローチの合理化をモデル例を示して簡単にポイント解説いたします。

《質疑応答&意見交換》 個別のご質問・ご相談にも対応いただきます。

受 講 料

会員:42,120円(本体 39,000円)/一般:45,360円(本体 42,000円)

※公開セミナーに関するお問い合わせやご質問は、「よくあるご質問(FAQ)」をご参照下さい。
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※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。
   お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。

担 当

居代(TEL 03-5215-3511 )

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