| 事業コード |
090115 |
| 対 象 |
研究開発部門・研究所・経営企画・事業企画部門 |
| 開催期間 |
2009年8月25日(火)、9月25日(金)、10月22日(木)、11月26日(木)(全4回) |
| プログラム |
【開催にあたって】
激しいグローバル競争のなかで、日本の製造業のほとんどが業績悪化に苦しみ、将来の展望を明確に描けないでいる。
しかし、このような状況においてこそ、景気回復後の中長期の事業ビジョン・事業シナリオをクリエイティブに描き、戦略的な投資を決断し、戦略実行できた企業が景気回復後に大きなリターンを得るものである。
製造業が取り組むべき課題は、「現状直視と危機意識の醸成」「俯瞰的な事業環境把握と同業他社ベンチマーキング」「次世代ドメイン・戦略の構想」「技術系人材の戦略的育成」の4つあると考えられる。このような4つの課題は基本的なことであるが、不況のときこそ、基本に立ち返り、本質を考えるべきだろう。
今回の戦略会議では、日本のおける製造業のリーディング・カンパニーのである4社の事例を踏まえ、日本の製造業が中長期に力強く回復するために取り組むべき課題とその解決アプローチについて議論を行いたい。
【コーディネーター】
(株)ニューチャーネットワークス シニアコンサルタント 福島 彰一郎氏
主に大企業において新商品・新事業開発戦略の策定・実行の支援を行っている。特に製造業や
インフラ事業者において、技術ベースの戦略策定・実行コンサルティングや技術者向けビジネス
教育に注力して取り組んでおり、豊富な実績がある。
主な著書に「図解でわかる・技術マーケティング」(共著、JMAM、2005年)がある。
東京大学工学部材料学科卒 同大学大学院工学系研究科材料学専攻修士課程修了
同大学先端科学技術研究センター研究性、カーネギーメロン大学大学院技術・政策学部修士課程
修了
1999年(株)ニューチャーネットワークス入社、現在に至る。
■4つの課題■
○第1の課題:現状直視と危機意識の醸成
徹底的な現状直視である。自社の問題点は何か、将来活かせるはずの強みは何か、そして、そもそも”ものづくり”はどうあるべきかについて問いかけを続ける必要がある。それによってこそ現状から自らを変革しようとする危機意識も生まれる。このような問いかけを一部のメンバーだけでなく組織的に行えているだろうか。
○第2の課題:俯瞰的な事業環境把握と同業他社ベンチマーキング
サブプライム問題により大きく構造が変革してしまった事業環境を、グローバルレベルで俯瞰的に把握することが必要である。研究開発部門の大きなミッションである次世代のドメイン創出の戦略を構想するためには特に必要な取り組みである。そして厳しい戦いを勝ち抜くためにライバル企業を徹底ベンチマーキングすることも必要である。そこでは国内だけでなく、中国、台湾、韓国などの新興国メーカーを含む国外まで視野を広げる必要がある。
しかしながら、そのような「インテリジェント能力」を組織的にもった企業がどのくらいあるだろうか。
○第3の課題:次世代ドメイン・戦略の構想
魅力的で独自性のある技術ベースの将来ビジョン・戦略の構想力である。
クリエイティブな構想を行うための基盤づくりはできているだろうか。
事業部・R&D・知財による三位一体による戦略構想の場はあるだろうか。
製品・技術開発などにおいて社外の顧客や異業種などとのオープン・イノベーション社外の顧客や異業種とのオープンな共創・創発の取り組みはできているだろうか。
○第4の課題:技術系人材の戦略的育成
MOT(技術経営)の名の下に、技術者にビジネス知識をインプットする取り組みを多くの企業で行っているが、「何故、何のために技術を開発するのか?」「技術者はどのような姿勢で技術開発に取り組むべきか?」を深く考えさせる、あるいは議論させる教育はしているだろうか。そのようなある種「哲学」なきところに、技術の大きなブレークスルーは生まれないだろう。特に現場リーダーである30−40代技術者にそのような教育を行っているだろうか。
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| 会 場 |
九段会館(東京・九段下) |
| 第1回 |
日時:2009年8月25日(火)
[14:00〜17:00]
<事例紹介>
「エコナ・ヘルシアの事例にみる技術を顧客価値につなげる戦略」
〜自社技術と市場のニーズを融合させた商品開発〜
「エコナクッキングオイル」および「ヘルシア緑茶」の開発を事例として、
商品開発5原則に基づく同社の研究開発・商品開発の進め方について講演。
特に、“まじめな雑談”を促進する“開かれた研究所”、科学と技術の融合を
促進する商品研究部門と基盤技術研究部門のマトリクス運営をはじめとして、
イノベーションに有効な同社の仕組み・組織運営のあり方が注目された。
「エコナクッキングオイル」は、1992年発売に至るまで、基礎的な栄養代謝研究、
脂質代謝研究から臨床試験を含めて15年を超える研究開発の成果である。
同じく「ヘルシア緑茶」についても、脂質代謝研究によって高濃度カテキン飲料の
有効性を確認、商品設計に結びつけた。
いずれも、これら基礎的な研究をベースに特定保健用食品としての認可を取得し
事業を有利に展開、社会に健康という価値を提供し続けている。
<議論>
1)事例からみた日本の製造業の問題点、2)あるべき姿、3)課題、4)解決アプローチ |
| 第2回 |
日時:2009年9月25日(金)
[14:00〜17:00]
<事例紹介>
「帝人の新規事業を目指したR&Dとオープン・イノベーションの推進」
1.成功確率とスピードアップを目指したR&D
2.マーケティングと研究開発の連携
3.カスタマーラボ、技術インキュベーションセンター、
未来スタジオの活用による研究とマーケティングの連携
4.オープン・イノベーションによる研究開発の効率化
−自前主義からの脱却−
<議論>
1)事例からみた日本の製造業の問題点、2)あるべき姿、3)課題、4)解決アプローチ |
| 第3回 |
日時:2009年10月22日(木)
[14:00〜17:00]
<事例紹介>
「カネカの新事業創出のためのR&Dとマーケティングとの連携」
同社の電線事業撤退に伴う新規事業として、薄膜太陽光発電の研究を開始した。
当時世界で最も変換効率の高い新材料の発見を契機に、事業化を目指して開発に着手した。
カネカの新規電材事業の研究開発を牽引している太和田氏より、長期にわたる新規事業開発の
経緯といかに苦難を乗り越えた苦労談および今後の事業展開についてご講演いただく。
<議論>
1)事例からみた日本の製造業の問題点、2)あるべき姿、3)課題、4)解決アプローチ |
| 第4回 |
日時:2009年11月26日(木)
[14:00〜17:00]
<事例紹介>
「日産自動車における技術マーケティングの具体的な進め方と戦略実行のためのポイント」
〜技術者が考えるマーケティング戦略と技術トレンドをいかに中長期に俯瞰するか〜
<議論>
1)事例からみた日本の製造業の問題点、2)あるべき姿、3)課題、4)解決アプローチ |
受 講 料
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会員:78,750円(本体 75,000円)/一般:84,000円(本体 80,000円) |
| 担 当 |
宇田川(うだがわ)(TEL.03-5215-3516) |