第19期 これからの経営監査を考える会

 お申込はこちらからお願いいたします。
第19期は2023年8月3日(木)に開講します。

内部監査部長の視点からリスクマネジメントの確立と内部統制の整備、運用ノウハウをメンバー相互に交流していきます。

開催にあたって

内部監査部門は、内部統制やリスク・マネジメントに係る問題点を洗い出し、その有効性評価に基づく改善提案を通して戦略目標の達成を図り、企業価値の向上に貢献して企業の成長に資する役割を担っています。企業活動がグローバル化する中で内部監査部門もまた、内部統制やリスク・マネジメントに対応して改善提案能力を高め、その役割を達成するように求められています。監査部門長は優れた内部監査人を育成し、内部監査の品質を高めることにより、期待に応えてゆく必要があります。本会では、『企業の成長に資する内部監査の役割』を目標に、監査部門長のための課題解決の場としてメンバー相互の交流を通じて、各社の課題解決につながる知恵とアイデアを共有し、実践に繋げていきます。当期開催にあたり、上述活動趣旨に賛同いただける熱意ある方々の参加を心からお待ち申し上げます。

当会合における 『経営監査』 とは

「経営監査」とは、企業の内部者が当該企業の最高経営者層または取締役会などのために 当該企業の内部統制、リスク・マネジメントおよびコーポレートガバナンスの状況について ステークホルダーに対する経営責任が果たされているかどうかを客観的に判断し 必要に応じて改善提案を行うとともに、改善提案実行のための協力をする行為である。  

当研究会の3つの特徴

異業種企業の内部監査部門の責任者が集い、実務の中から得た体験・知見・ノウハウを交流します。
メンバー間の信頼関係に基づく人的ネットワークを築き、情報交流の中から自社の課題解決のヒントを共有します。
運営幹事/研究協力委員/アドバイザーの方々からの示唆を通じ、新たな視座や日頃の課題の解決への糸口を得ることができます。

開催期間と例会の構成

開催期間  毎年8月~6月(全11回)原則として月1回 木曜日13:30~17:00

①第1回例会 2023年8月3日(木)13:30~17:00*お時間枠を変更する可能性があります。

<基調講演>      環境変化に対応する経営監査のこれからの方向性
~コーポレートガバナンス、ITガバナンスの動向を踏まえて~

法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科 教授  石島 隆 氏

②第2回例会<合宿研究会>2023年9月15日(金)・16日(土)

宿泊先:東レ総合研修センター(静岡県・三島)

<現地講演およびワークショップ>   

   ERM・ESGにおける内部監査部門の役割~ ERM・ESGの関係、ESG内部統制の最新動向も含めて~

プロティビティ LLC シニアマネジングディレクタ   谷口 靖美 氏

③第3回例会 2023年10月12日(木)13:30~17:00*お時間枠を変更する可能性があります。

<ゲスト講演>     不正リスク管理について~これからの不正リスクへの向き合い方について~

(株)KPMG FAS  マネージングディレクター(公認会計士) 林  稔 氏
1991年に朝日新和会計社(現:あずさ監査法人)に入所。入所以来、会計士監査を中心に様々な企業の内部管理体制に関する業務に従事。1999年から本格的に「コンプライアンス」「リスクマネジメント」「内部監査」等を中心とした支援業務に従事し、あずさ監査法人、KPMGビジネスアシュアランス㈱、KPMGビジネスアドバイザリー㈱(現:KPMGコンサルティング㈱)を経て、現在、㈱KPMG FASのフォレンジック部門にて従事。不正リスク管理体制の構築支援の他、海外事業管理の構築支援、国際カルテル対応・外国公務員等の贈賄リスク対応等を含むグローバルコンプライアンス体制等の構築支援に従事。また、経済産業省「海外M&A研究会」の委員を務めた。

(株)KPMG FAS  シニアマネージャー 渡辺 慎一郎 氏
外資系ITコンサルティング会社、国内システム開発会社を経て2013年にKPMG FASに入社。KPMG FAS入社後は、フォレンジックサービス部門にて、不正調査におけるデータ分析、データを活用した会計監査(仕訳分析等)や内部監査の支援(異例取引検証等)業務、M&AにおけるITに係るDDやPMI業務、コンプライアンス・アンケート結果のデータ分析を中心に不正リスク管理体制やコンプライアンス体制の構築支援に従事。

④第4回例会 2023年11月9日(木)13:30~17:00*お時間枠を変更する可能性があります。

<ゲスト講演>     IPPFの全面改訂とIPPFにおける倫理

太陽誘電(株) 常勤監査役 日本内部監査協会理事 吉武 一 氏
1979 年 協和銀行(現りそなホールディングス)入行。ニューヨーク支店シニアマネージャー、都内支店長を経て、業務監査部副部長、上席内部監査員。2002年~2008年 日本ユニシス(現BIPROGY)トラステッド アドバイザー。2008年~2009年 りそな銀行 内部監査部アドバイザー。2009年~2011年 りそなホールディングス 執行役 内部監査部長。2011年~2016年 埼玉りそな銀行 常勤監査役。2016年から太陽誘電 常勤監査役。

⑤第5回例会 2023年12月19日(火)14:00~17:00*お時間枠を変更する可能性があります。

<ゲスト講演>    リスク・ガバナンスにおける社外取締役・監査役と内部監査部門の連携のあり方
~企業価値の保全及び向上に内部監査部門がどのように貢献していくべきなのか~

明治大学 法学部教授  柿﨑 環 氏


■ 開催要領 ■

年間スケジュールは下記の通りです。

■開催日時:2023年8月~2024年6月

第1回 8月3日(木) 第6回 2024年1月11日(木)
第2回 9月15日(金)・16日(土) 第7回 2月8日(木)
第3回 10月12日(木) 第8回 3月7日(木)
第4回 11月9日(木) 第9回 4月18日(木)
第5回 12月19日(火)*火曜日開催 第10回 5月9日(木)
第11回 6月6日(木)

※原則として月1回開催。例:13:30~17:00
※開催日程・時間については変更の可能性がございます。予めご了承ください。
※毎例会の詳細は事前にメールでご案内致しております。
※講師都合等で日程を変更する場合もございます。予めご了承願います。

■運営方式:会場・着席型(都内会議室)とオンライン配信の併用での開催を基本(原則)します。

■ 例会の構成(例示) ■

■13:30~15:30 【ゲスト講師またはメンバーによる講演と意見交換】

・先進企業の内部監査部門責任者による経営監査のケーススタディ
・研究者、公認会計士、コンサルタントによる最新理論 ・動向の紹介

■15:45~16:45 【メンバー相互の交流】

・ゲスト講演を受けて、小グループに分かれた意見交流

■ 研究協力体制 ■  ※順不同

【運営幹事】

吹田 光生氏 キヤノン ㈱          経理本部主席
浜田 和子氏 J.フロント リテイリング ㈱            取締役 監査委員会委員
安田 順司氏 ㈱ ブリヂストン   BSJP内部監査部門長
三上 直樹氏 ㈱ ポーラ 監査役
塚本 浩一氏 ㈱ オリエンタルランド        監査部長
北川  晴元氏 ㈱ 資生堂          監査部部長
村尾 貴司氏 パーソルホールディングス ㈱ グループ監査本部 本部長

【アドバイザー】

武田 和夫 氏 共立女子大学 ビジネス学部 教授

【研究協力委員】

松本茂外志 氏 シンバイオ製薬㈱ 社外取締役
                            日本監査役協会 監査実務相談員、中外製薬㈱ 前 常勤監査役、元 監査部長
吉田 邦雄 氏 元 富士ゼロックス(株)経営監査部マネジャー(部長)、経営倫理実践研究センター(BERC)首席研究員

芹沢  清 氏 元 中外製薬(株)監査部長
西岡  隆 氏 元㈱アミューズ 経営監査部 部長

■ 研究テーマの例示 ■

Ⅰ.内部統制・監査を巡る関連テーマ、トピックス
(1) 企業価値向上とESG、SDGsなど非財務活動の推進
(2) コーポレートガバナンスコードに関連した実務の影響について
(3) 監査等委員会、監査委員会、監査役会の各々の設置会社の内部監査のあり方

Ⅱ.内部監査部門の運営
(1) 監査手法・マニュアル・ツールの活用
(2) 関係他部門(法務部門、内部統制部門、リスクマネジメント委員会等)間の連携
(3) 監査役(関係会社監査役を含む)、外部監査人と内部監査部門の連携
(4) 内部監査部門の人材育成の在り方
(5) グループ会社のガバナンス強化と内部監査のレベルアップ、 親・子会社の連携と役割分担、派遣監査役制度など

Ⅲ.経営監査業務の推進
(1) 経営に資する内部監査の仕組みづくり
(2) 中期・年度監査計画の策定方法
(3) GRC、ERMによる監査テーマの選定方法と監査手法
(4) CSA実施企業の実態運用の事例紹介、内部監査への応用
~グループ全体のモニタリング機能をいかに強化すべきか~
(5) 品質(内部、外部)監査と評価の考え方
(6) 継続的モニタリング、アシュアランスの実践
(7) スリーディフェンスのすみわけ、連携による内部統制機能の強化
(8) 監査業務のアウトソーシング、コソーシングの展開
(9)往査時のインタビュー内容、具体的質問項目、自己評価シート項目など

Ⅳ.経営監査、業務(テーマ)監査の事例紹介
(1) 経営戦略展開と連動した攻めの経営監査事例 ~経営監査が促す企業改革~
(2) 本社スタッフ部門、管理間接部門の監査事例
(3) コンプライアンス監査の効率性と網羅性・効果測定
(4) 会計不正と粉飾決算(有価証券報告書)の発見と調査
(5) M&A、合弁、アライアンスに係る監査事例
(6) テーマ監査のケーススタディ ・ 品質問題への社内対応と監査の具体的すすめ方

■ 第18期 参加企業一覧 ■ ※順不同

キヤノン ㈱ J.フロント リテイリング ㈱ 生化学工業 ㈱ ㈱ ブリヂストン㈱ 松屋
㈱ ポーラ 共立女子大学 シンバイオ製薬 ㈱ IHI  ㈱ 旭化成 ㈱  味の素
㈱    アステラス製薬 ㈱アンリツ ㈱  ㈱ 内田洋行 エーザイ ㈱ AGC ㈱
㈱ 大塚商会大塚ホールディングス ㈱ 沖電気工業 ㈱ オムロン ㈱ ㈱ オリエンタルランド
オリックス ㈱ 花王 ㈱ キリンホールディングス ㈱ キユーピー ㈱ KDDI ㈱
㈱神戸製鋼所 コマツ サンデン ㈱ サントリー食品インターナショナル
㈱ サントリーホールディングス ㈱ JX金属 ㈱ ㈱ 資生堂 ㈱ スタートライン
㈱  SUBARU 住友商事 ㈱ セイコーエプソン  ㈱ 積水化学工業 ㈱
㈱ セゾン情報システムズ ソフトバンク ㈱ 損害保険ジャパン
㈱ SOMPOひまわり生命保険 ㈱ 第一三共 ㈱   大正製薬 ㈱    大同特殊鋼 ㈱
中部電力 ㈱   ㈱ ティーガイア テルモ ㈱ 電源開発 ㈱
東海旅客鉄道 ㈱ 東ソー ㈱ TOTO ㈱ 東邦ガス ㈱ 東洋紡 ㈱
凸版印刷 ㈱ 長瀬産業 ㈱ 日産化学 ㈱ 日清オイリオグループ ㈱
日東紡績 ㈱ 日本化薬 ㈱ 日本たばこ産業 ㈱ ネットワンシステムズ ㈱
パーソルホールディングス ㈱ ㈱ パルコ ㈱バンダイナムコアミューズメント
㈱ プラネット ㈱ ブリヂストン㈱ ポーラ・オルビスホールディングス
㈱ みずほ銀行 ㈱ ミスミグループ本社 ㈱ 三井E&Sホールディングス
㈱  Mizkan Holdings 三菱鉛筆 ㈱ 三菱ケミカルグループ  ㈱
㈱ 明電舎  持田製薬 ㈱ 矢崎総業 ㈱ ライオン ㈱ 理想科学工業 ㈱

■ 運営要領 ■

■基本理念
本研究会の参加メンバーは、ギブ・アンド・テイクをモットーとし、また守秘義務を遵守しながら、 主体的に研究活動の成果向上に努めていただきます。テーマの決定メンバーの意見を反映し、最も関心のあるテーマを幹事・事務局で協議の上、適宜設定します。

入会要領および参加費申込方法本ウエブサイト左上の「参加申込フォーム」より必要事項を入力いただき、お申し込みください。 折り返し、例会案内ならびに請求書をお送り申し上げます。
 お申込はこちらからお願いいたします。

■参加対象
内部監査部門の責任者およびマネジャー

■申込先 一般社団法人 企業研究会  担当:鈴木
〒102‐0083 東京都台東区東上野1-13-7 ハナブサビル
TEL:03-5834-3920(代表)

■参加費
正会員:258,500円(本体価格235,000円)  一般: 297,000円(本体価格270,000円)
・費用は1名分です。
・合宿研究会等、別途実施する場合には別途実費をご負担頂きます。
・会員企業のご確認につきましては、当会HPの〔正会員一覧〕をご参照ください。

FAQ

Q1. 例会見学は可能でしょうか。

入会ご検討中の方に限り、期の途中でも体験参加可能ですので、お気軽にご連絡ください。

Q2. 参加費の分割払いや支払い日の指定はできますか。

可能です。お気軽にご相談ください。

Q3. 会期の途中から参加した場合の参加費はどうなりますか。

ご入会月から計算させて頂きます。具体的な金額は事務局に直接ご相談ください。
尚、「これからの経営監査を考える会」は年間参加が基本であり、
一例会ごとのいわゆる「スポット参加」はお受けしていませんのでご了承ください。

Q4. 内部監査の実務経験が浅いのですが、参加可能でしょうか。

参加可能です。
内部監査の実務経験が豊富な運営幹事・研究協力委員はじめメンバー全体でサポート致します。

Q5. どのような役職の方が参加しているのでしょうか。

部門長クラスの方が中心となります。 企業規模や業種に関わらず、監査部門長として『経営に資する内部監査』にするために 対等な立場で議論を展開しています。

Q6. 当日代理参加は可能でしょうか。

代理参加は可能です。但し、例会の中でメンバー討議がありますので、主登録者に準じるお立場の方にご参加願います。