内部監査0825

2019年 : 内部監査実務マスター・コース
                -課題分野ごとの講義と自由討議で実務に役立つ内部監査の知見を習得する-

開催にあたり
本コースでは、単なる知識の切り売りや経験談の披露ではなく、内部監査の様々な実務経験を踏まえて講師が各テーマの実務の勘どころとなる監査の進め方や考え方をたたき台として提供し、その後の質疑応答や自由討議を通して参加者の理解を深め、それぞれの課題解決の一助となること目的としています。
内部監査の実務経験の程度や組織内の立場に関わらず、各回のテーマに関心のある方や内部監査の実務のポイントを体系的に習得したい方にぜひご参加をお薦めいたします。
毎回違うテーマを扱いますので一日単位の参加も歓迎いたします。

参加対象
内部監査部門、監査役室、リスクマネジメント・CSR部門他のスタッフ、マネジャーの方々

<各回のテーマ>
第1回(9/4)内部監査のレベルを決める監査計画の実務
~個別監査の計画と年次の計画で押さえておきたい作業のポイントと実施手順
第2回(10/3)内部監査のプロが書く監査意見とそれを支える監査アプローチ
       ~わかりにくい内部監査の保証の意見表明とそれを支える監査作業の在り方をわか                             りやすく解説
第3回(11/7)インパクトのある指摘と改善提案を導くスタンダード
       ~指摘と改善提案にインテリゼンスを与えて専門的な作品に仕上げる規律とルール
第4回(12/5)内部監査による不正対策への取組み
        ~チェック機能だけではない内部監査に期待される企業不正への対応実務
第5回(2020.1/16)日本企業の海外リスクを考えた内部監査の戦略
           ~日本企業の苦手な海外事業管理に対して、内部監査は何をすればよいか
第6回(2/6)失敗しない海外監査の進め方
        ~海外監査に固有の課題認識と対応策の解説、および問題事例の検討
第7回(3/12)英文監査報告書の実務
        ~英文の報告書の標準文例と指摘・改善提案の事例、知っておきたいビジネス英語
第8回(4/9)重要性を帯びるガバナンスとリスクマネジメントの監査
        ~業務監査では手が届かない組織運営の監査の方向と実務展開
第9回(5/14)経営者を戦略面から支える経営監査の手法
        ~経営層とバッティングしない経営監査の捉え方と実務展開

会場:第1回のみ   企業研究会セミナールーム(東京・麹町)
第2回~第9回 「主婦会館プラザエフ」(東京・四ッ谷)

<スケジュール>
1.講 義  14:00 ~16:30
2.ディスカッション  16:30~17:00
 ※講義をたたき台として自由討議・意見交換の中から課題解決のノウハウ、ヒントを探り実に  繋げていただきます。  ※藤井講師も参加します。

≪指導講師≫ 藤井 範彰 氏 公認会計士・公認内部監査人   米国公認会計士(現在inactive)
会計監査を約20年続ける中、アンダーセンでは監査アプローチの研修・普及活動や公認会計士協会本部の活動(国際委員会副委員長、会計制度委員会副委員長、監査基準委員会委員他)にも専念。
続く10余年は、内部監査、内部統制、リスクマネジメント、不正調査に特化し、アンダーセン消滅後は朝日監査法人代表社員を辞してPwC(中央青山監査法人)に移り代表社員も務め、J-SOXの制度化を前に復帰した新日本監査法人(E&Y)で内部統制支援本部統括部長、ビジネスリスクサービス部長、FIDS(不正対策・係争サポート)部長等を歴任。2012年、シニアパートナーを早期退任し、ボルボ・グループで日本の内部監査統括を務め、同グループ会社UDトラックス㈱の監査役を今年まで続け、現在、藤井範彰公認会計士事務所として内部監査や不正対応・ガバナンス関連の講演や研修及び執筆活動に従事。
【最近の著書】「内部監査のプロが書く監査報告書の指摘事項と改善提案」同文館出版2016年で2017年度日本内部監査協会青木賞受賞。他にも著書「内部監査の課題解決法20」2012年税務経理協会、論文「内部監査のアシュアランスの本質論」日本内部監査協会月刊監査研究2018年7月号、「内部監査報告書の本質論と実務対応」同2017年5月号等多数。

第1回 9月4日(水)14:00~17:00
会場: 企業研究会セミナールーム(東京・麹町)

Ⅰ.講義 :  『内部監査のレベルを決める監査計画の実務』<14:00~16:30>
       ~個別監査の計画と年次の計画で押さえておきたい作業のポイントと実施手順
 監査の出来栄えは計画段階で相当部分が決まります。内部監査のニーズや経営層 からの期待が 高まる中でまず改善を考えるのは監査計画の実務です。それも年次のリスク評価も含めた年次の監査計画から個々の監査の計画まで一連の実務の手順やそこで作成される文書の様式を整えると共に、それぞれの段階で問題となる論点を押さえることが大事です。第1回ではこうした監査計画の全体のレベルアップを念頭において参考事例も紹介しながら、その考え方と実務の進め方を取り上げます。
1.年次のリスク評価から監査計画の策定までの作業手順と実務論点の検討
・経営に資する監査の体制とリスクベースの監査を計画する際のポイント
2.個別監査の計画作業において作成する文書と作業のポイント
・個別監査の前提となる共通ルールの策定と個別の計画文書の標準化など
Ⅱ.講義をベースとしたディスカッション <16:30~17:00> ※藤井講師も加わります
~藤井講師を囲んで自由討議・意見交換の中から各社の課題解決のヒントを探り実践に繋げていただきます~

※第2回以降のプログラムは、下記パンフレットをご参照ください。

申込要領および受講料
受講料
 会員:216,000円(本体 200,000円)   /  一般:237,600円(本体220,000円)
★1日受講の場合は以下となります。
   会員:32,400円(本体 30,000円)  /  一般:35,640円(本体 33,000円) ×参加日数
 ※分割支払い、日時、テーマにより代理参加も可能です。お気軽にご相談下さい。
申込方法
下記申込ボタンよりお申込みいただくか、パンフレットのお申し込み欄に必要事項をご記入の上、FAXにてお申し込みください。折り返し、各回の案内ならびに請求書を送らせていただきます。

第3期
参加申込フォーム

申込先
一般社団法人企業研究会 担当:居代(イシロ)
〒102‐0083 東京都千代田区麹町5-7-2
 TEL:03-5215-3511
 FAX:03-5215-0951

※ご不明点などございましたら、上記担当までお気軽にお問い合わせください。