新商品・新事業の開発担当者に必要な条件はなにか?~成功商品の開発責任者本人から「成功の要因」を直に学ぶ~

第27期 開発塾

第27期は2024年4月24日(水)開講です。
正式参加・体験参加のお申込みはこちらよりご入力お願いいたします。


※第3回例会<合宿>の日程が確定しました。(2024.03.28)

 

開催にあたって

グローバル競争の激化、IoTやAIの導入、オープンイノベーション、そして新型コロナウイルスによる世界経済の混乱で商品の作り方そのものの変化、消費者ニーズの多様化と嗜好サイクルの短期化などが複雑に絡み合う今日、個々の企業経営においては 競争力のある独自の「魅力ある・売れる商品」創出が強く希求されています。
「魅力ある・売れる商品」創出の最大の要は、 時代の風を感じて刻一刻と変わるマーケットの動きを冷静に分析し、常に新しいコンセプトを発想し、 新商品・新技術を創出する「人」に尽きることはいうまでもありません。 このような人材を育成するためには、理論や情報だけではなく、 生(=ライブ)のケースを可能な限り追体験(仮想開発体験)することで 開発者としての「商品・事業の構想力」、リーダーとしての「問題解決の“知恵”と“工夫”」など 新商品・新事業開発のKFS(Key Factor of Success)を学ぶことが必要です。
開発塾は、徹底したライブケース研究を主体とした“市場創造型” 新商品・新事業開発担当者育成講座です。 是非とも御社の人材育成にご活用ください。

開催日程 ※原則第一水曜日開催ですが、ゲスト都合や連休などで一部変更しています。

第1回 2024年4月24日(水) 第6回 2024年9月4日(水)
第2回 2024年5月16日(木) ※木曜開催 第7回 2024年10月2日(水)
第3回 2024年6月4日(火)~5日(水)
※静岡県三島で合宿研修
※合宿はオンサイトのみの予定
第8回 2024年11月6日(水)
第4回 2024年7月3日(水) 第9回 2024年12月4日(水)
第5回 2024年8月7日(水) 第10回 2025年1月8日(水)

開催方法

都内会議室とオンライン(Zoom)の併用開催
*6月の合宿は交流を深める意味から、オンサイト(会場参加)のみの予定です。

開発塾/例会の進め方

Step 1.ゲスト講演によるライブケース発表 〈90分間〉

   特徴的商品・事業の開発責任者自らに、単なるサクセスストーリーだけではなく苦労談も交えて、
   テーマの選定から商品・事業化までを講演いただき、
   『成功の要因と開発推進者としての構想力・実行力』を学びます。

Step 2.講師を囲んでの質疑応答・意見交流 〈60分間〉

   講演者との徹底した対話を通じて事実を可能な限り浮き彫りにし、
   『開発推進者しか知りえない問題解決の知恵と工夫』を学びます。
   講師も気づいていない「成功の要因」を引き出せるかは質問次第。
   初めは遠慮がちだった塾生たちも、回を重ねるにつれて質問のコツをつかんできます。

Step 3.塾生相互のディスカッション 〈75分間〉

   指導陣サポートのもと自ら発言することで『事例研究への自己の理解と疑問を整理』し、
   業界・業種・年齢・経験が違う塾生同士で『異業種の発想を学ぶ』。
   業種も業界も違うと、何を話していいのかわからない・・・という不安が毎年聞かれますが、
   回を重ねて互いの顔を覚えるにつけ、討議も活発になります。
   限られた時間での討議と発表は、プレゼンテーションのトレーニングとしても活用いただけます。

Step 4.「今月のまなび」〈ミニレポート作成〉

   例会時は目の前にいるゲストの存在感に圧倒され、
   グループ討議や全体討議では気分的にも盛り上がるものですが、
   本塾での学びを確実に自社の課題解決に結びつけられるように
   毎例会後にミニレポート「今月のまなび」を作成、
   指導陣のコメントと併せて翌月の例会で全員分を公開します。
   修了時には塾生全員の卒業文集「今期のまなび」を作成します。

コーディネーター

開発塾では、実務経験豊富な5人のコーディネーターが、
ライブケース(ゲスト講演)の補足やグループ討議の進行など運営全般をサポートします。
企業経験の浅い若い塾生の皆さんからの個別相談に応じることも可能ですので、
貴重な人的ネットワークとしてご活用ください。

吉田 忠雄 氏
   
元 ソニー株式会社 業務執行役員 ネットワークCE開発研究所所長
北角 俊実 氏
   
 TOTO株式会社 フェロー
植村 真樹 氏
   前 株式会社資生堂  フロンティアサイエンスイノベーションセンター長
大谷  渉 氏
   前 株式会社リコー   リコーフューチャーズBU SV事センター所長

前期(第26期)の参加企業

クレハ<2名>、小林製薬、シチズン時計<3名>、東急建設、東芝テック、
豊田合成、日清製粉、日清製粉グループ本社<3名>、日清ファルマ、
ブリヂストン<2名>、森永製菓<3名>、雪印メグミルク<4名>
                                      ※11社、22名の方にご参加いただきました。

参加者の声

〈修了時アンケートより〉
  ● 講師の皆様方から色々なお話を伺えたことは、間違いなく今後の財産になると思っています。
      実践に移し、新製品を世に出せるよう努力していきたいと考えています。(化学)

  ● 自身のモノの見方が偏っていることを実感でき、仕事の取り組み方を見つめなおさなければならないと
        考える機会になりました。(電気)

  ● 普段業務では関われない業種の方々といろいろな話ができ、
        とても有意義な時間を過ごさせていただきました。(システム系)

  ● 開発事例の中身に加えて、塾生・ゲスト・コーディネーターとの議論を通して
        それぞれの背景から出てくる見方、考え方を知り、何を課題として捉え、どう行動するべきかを
        私自身に照らし合わせて考えることで、開発プロセスでの引出しを増やすことが出来ました。
        立場の異なる塾生やゲストとの対話から私の上長や経営層に近い人物がどういうことを考えているかを
        感じ取ることが出来ましたし、 塾生の課題意識の高さから刺激をもらいました。 (電気)

〈卒業レポート「今期のまなび」より〉
森永製菓株式会社 研究所未来価値創造センター 第一グループ
山口 貴裕氏 (第23期修了)

他社の成功事例を聴くこと、それ自体にどれほどの意味があるのか。当初はあまり深く考えることもなく参加した。ライブケースを聴いて、なるほどすごいなと思うことがあり、回を重ねると成功事例に共通項があることもわかってきた。しかし、どこかに引っ掛かりがあった。過去の成功事例を聴いていても変化の激しい現在でどれだけ活かせるのか? 今振り返ると、表面的な共通項にばかり目がいっていて、それがどこまで役に立つのか腑に落ちていなかったのだと思う。
年明けの例会後の懇親会の際に、たまたまその場にいた塾生7人で二次会に行くことになった。ライブケースを聴くと少し気分が高揚していることもあり、普段は自分から誘ったりしないほうだが、まわりも同じように少し高揚気味なのかなと思って誘ってみたのである。
その二次会でも途中からライブケースの話題になり、不思議と盛り上がった。例会の議論の時には口に出さないような発言があると、「自分もそう思っていた!」とみんなも口を揃えて言う。そういう「実は・・・」の笑い話が一通り終わってからも次々と議論が続く。誰かが例会中での印象的なフレーズについて話すとまわりも意見し、その印象的なフレーズがかみ砕かれて、自分の中にも入っていく、まさに腑に落ちていくような感覚があった。
それ以降、毎回二次会を行うようになった。メンバーに慣れてしまって、議論以外のバカ話をする時間が長くなることも多々あったが、ライブケースの話は必ずしていた。やはり例会中ではしないような発言もあったが、自分たちの経験や仕事に当てはめた場合の考えを話しあったり、それ以前の例会での「まなび」やコーディネーターの発言に対して言及したりして、実はその時間にこそ自分の身になる深い議論をしていたと思い返される。
そんな二次会が楽しいこともあり、例会のある日(というか二次会)が待ち遠しくなっていたが、二次会での議論の甲斐もあってか、例会での議論のときも本当に議論したいことを話し、「自分なら・自社ならどうなのか?どう活かせるのか?」と考えるようになっていた。
もちろん例会自体からも多くのことを学ばせて頂いた。今でも印象に残っているフレーズ、活かしたい・常に念頭に置いておきたい考えも多い。下記は、見ると当時の感情が思い起こされるものである。
「新しい未来を作りたい」と思って普段から準備しておく。/技術の進歩は止まらない。/生活を変えるほどの「価値」とは何か、その商品を手に入れた後の生活シーンがどれだけ描けるか。/単に変化を認識している状況はみな同じ、いかに危機感をもって早く動くか。/センスのある人に出会い、議論すること。/情報はどこに落ちているかわからない、見つけたらすぐにその情報にアクセスする、スピード勝負。/本質は情緒的価値、技術はあくまで手段。/アングラはやってみる。おそらく上司は反対しない。/制限を設けない、あったとしても取っ払うことまで考える。
ライブケースでは、個人の強い意志・信念・情熱が物事を押し進める原動力になっていることが多かった。まわりを巻きこみ、やりきる力。精神的にもタフさが求められる。
異なる業種だが同じような境遇にいて、自分の考えについて腹を割って議論できるメンバーに巡り合えたことは幸運である。新しいことに挑戦するときに抱えている不安が払拭され、非常に心強く感じられるようになった。その価値に気づけたことが、この開発塾の一番のまなびであると思う。これからも多くのことをまなび、実践していかねばならない。これから活かしたいことは、自分とは異なる考えをもった人との出会いを大切にしていくことである。

例会内容

第1回例会

日時:2024年4月24日(水) 13:00~17:30(~18:00 有志懇親会)
会場:都内会議室およびオンライン(Zoom)

基調講演/ライヴケース 1:
「TOTOにおける『カラリ床』『魔法瓶浴槽』の開発と事業展開」
          TOTO株式会社 フェロー 北角 俊実 氏

・グループ討議、全体討議、オリエンテーション、懇親会

第2回例会

日時:2024年5月16日(木) 13:00~17:00(~18:00 有志懇親会)
 会場:都内会議室およびオンライン(Zoom)

基調講演/ライヴケース 2:
「リコーにおける新規事業創造とTheta開発」
          元 株式会社リコー リコーフューチャーズBU SV事センター所長 大谷 渉 氏

・グループ討議、全体討議

第3回例会(合宿)

日時:2024年6月4日(火)13:00~5日(水) 12:00
会場:静岡県三島市

塾生自身が自社商品あるいは事業の成功(失敗)事例を持ち寄り
成功要因について徹底議論で分析すると同時に、塾生同士のコミュニケーションも深める。

第4回~第9回

ライブケースとそれを受けてのグループ討議、全体討議、有志懇親会

第10回

『今期のまとめと総集編』
    商品開発の各ステージごとに今期年間ゲスト8人のケース研究を横断的に解析し、
    成功の要因を抽出することで、 各メンバーが自社で取り組むべき課題を再認識する。
 

入会要領および参加費

申込方法

以下「参加申込フォーム」より、必要事項をご記入の上お申し込みください。
折り返し、例会案内ならびに請求書を送らせていただきます。

お申込は3/12より受付開始予定です。

申込先

一般社団法人 企業研究会  担当:薄井
TEL:080-1393-5599 / 03-5834-3920

参加費

正会員:264,000円(本体価格240,000円) 一般:286,000円(本体価格260,000円)

・費用は1名分(消費税込)です。
・合宿研究会は別途実費をご負担いただきます。(38,000円~40,000円を予定)
 ・お支払い時期や分割など、ご希望がございましたらお気軽にご相談ください。

FAQ

Q 1 体験参加とはなんですか?

今期初回の例会に、入会検討を前提にお試しでご参加いただくことです。
塾生同士の討議やオリエンテーションも含めて塾生と同じように参加いただくことで
年間参加の検討材料にしていただきます。
※従って講演だけの聴講はご遠慮いただいております。
※体験参加自体のご参加料金は無料ですが、年間のご参加になった場合のご参加料金は
(体験分の割引はなく)正規料金にて承ります。
※体験参加後にご検討の結果、「参加しない」場合の料金は発生しません。

Q 2 参加費の分割払いや支払日の指定はできますか。

はい、可能です。お気軽に担当事務局までご相談ください。
2023年3月中のご請求、あるいは会期後半でのお支払いも承ります。

Q 3 会期の途中からの参加は可能でしょうか。

塾生同士の円滑なコミュニケーションを考えますと、
前半での入塾をお勧めしますが、まずは担当事務局までご相談下さい。

Q 4 どのくらいの年齢の方が参加しているのでしょうか。

参加お申込み時に年齢を伺っておりませんので正確には申し上げられませんが、
30代~40代を中心に20代~50代までが、肩書や年齢に関係なく一堂に会して学んでおられます。
また、異業種交流会の参加は初めてという方が多いのも特徴です。

Q 5 製造業でなければ参加できないのでしょうか。

過去にはサービス業(システムソリューション、小売、流通など)からのご参加もございます。
お気軽に担当事務局までご相談下さい。

Q 6 年間ではなく月例会単発での参加や代理参加は可能でしょうか。

開発塾ではライブケースからのまなびと同時に、 塾生同士の人的ネットワーク構築にも重きを置いていますので、 月例会単発でのご参加は承っておりません。
ご登録者が業務ご多忙などで欠席の場合は代理ご参加を承っていますが、月替わりで違う代理参加者になるのは前述同様、塾生間の人的ネットワーク構築の点から承っておりません。